微小血管減圧術 術後3日目

この日もお腹をくだしており、トイレまでは自力で歩くことができましたが、トイレに行ったあとのしんどさのせいで決心がにぶってしまい、尿管は抜かずにいました。この頃には、ナプキンも自分でトイレで変えられるようにはなっていましたが、少し俯くだけで、吐気と目眩にいちいち襲われており、トイレに行くと、ベッドに倒れこみ、暫く動けないという状態でした。

ただ、看護師さんに相談すると、もしトイレまで歩けなくてもベッドの横にポータブルトイレを置いてあげるよと看護師さんが言ってくれたので、明日こそ尿管を抜こうと思いました。

トイレまで歩けたことで、ちょっと自信がついたので、ナースコールを荷物とるだけで使うのは申し訳ないと思い、ベッドの反対側に自分の荷物をとろうと歩くと、吐いてしまいました。

ちょっと起き上がるだけで、目眩と吐き気であまりにも3口、4口しかご飯を食べなさすぎるので、栄養剤を2日目から点滴されていました。なので、水分は吸飲みに自前のお茶を看護師さんに入れてもらって、寝たまま自分で飲んでいました。吸飲みは、本当に便利でした!食べられる方は、この時点で点滴が外れていると思います。ただ、点滴のガラガラのおかげで、体を支えることができたので、自力でトイレに行けたのかもしれないです。

病院食に少しでも脂身があったり、油を使った料理は口にすることもできませんでした。たまについてくる酢の物や、ゼリーは食べることができました。 

おかゆの匂いですら吐気を催してしまうぐらい気分が悪かったです。目眩、吐気がひどくて、看護師さんともあまり話もできず、その日を過ごすことに必死で、考えることもなかなかできなかったです。

LINEも家族が送ってくれましたが、字を読んだり、動画を見たりということもしんどかったので、短い時間で電話をしていました。話をするだけで疲れていました。

しんどくても、まとまった睡眠もとることができず、ICUでいたときほどではないですが、眠ると悪夢と自分の体験したことを夢で見るのは続いていたので、ずっと寝た気がしなかったです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?