うまい話には裏がある⁈【ポンジスキーム】
◼︎ポンジスキーム…
高配当を謳い文句としてお金を集める詐欺の手法の一つ
⇒新規の顧客が預けたはずのお金が「配当」と偽られ横流しされることで、顧客はあたかも本当に資産運用されているかのように思ってしまう。
✏️ポンジスキームの流れ
①"預けるだけで金利20%"などと謳い、集金
②運営者は集まったお金を運用しているようで、実際は何もしていない
③新規顧客から集めたお金を「配当」として横流し
④初めのうちは実際に配当が配られるため、多くの人が信じる
⑤顧客が増えるにつれ、新規顧客が預けたお金の横流しではシステムが回らず、破綻
⑥運営は雲隠れ
※④に注目!
新規顧客が途絶えてもシステムが破綻するまでは実際に配当が配られる。
ただし、顧客が増えれば増えるほど新規顧客を集める必要性が高まるため、必ず破綻するのがポンジスキームの特徴ともいえる。
Q.ねずみ講と何が違う?
A.まず、ポンジスキームでは詐欺集団と既存顧客が得をする仕組みなのに対し、ねずみ講ではピラミッドの上の階級だけが得をする仕組み。
⇒つまり、得をする人数が違う
◼︎ポンジスキームの一例
・ナスダック事件
首謀者:ナスダック元会長バーナード・マドフ氏
ターゲット:富裕層
被害額:650億ドル(日本円でおよそ6兆円)
著名な被害者:スティーヴン・スピルバーグ
⇒犯行は約25年間続いたが、マドフ氏は2008年に逮捕。懲役150年の禁固刑。
Q.25年間も続いたのはなぜか?
A.全員受け入れることをせず、たまに断る。といったテクニックを使っていたため。
◼︎ポンジスキームの被害に遭わないために
①利回りが高い
「高配当」が謳い文句のため、投資の世界の相場を知っておく
②元本保証がある
元本保証…投資額以上の損失が出た場合、国や会社が補償すること
※"会社が倒産したり、国が破綻する可能性がある"という大前提が抜けている
最低でも、この2つには注意して危険を察知できるように常に気をつけることが必要!
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