さつまいも
数日前にさつまいもを掘ったら、心臓のような形に育ったさつまいもが出てきた。
三種類ぐらいあった中で、かなり自由にどこまでも根を伸ばしているものや浅い所でまとまっているものもあり、性格があるので面白かった。
さつまいもは痩せた畑の方が育つらしい。肥料が少ない方が自分で甘くなるというのは興味深い。トマトも(植木鉢などでないなら)水が少ない方が甘くなるというのを聞いた。
作物はその年によっても育ち方が違うので面白い。同じ形は一つもないんじゃないかというぐらい個性があるようだ。
私は来年はゴーヤを育ててみたい。(苦いのが好きだから。笑)
生姜は楽器みたいだった。
さつまいもを見ていたら、巨神兵の心臓みたいだと思った。(そんなシーンはなかったかもしれないが。なんかドクドクしているシーンがあったような…笑)
ナウシカはもうしばらく見ていないけれど、思い出すと継ぎ接ぎで脳内再生できるぐらいは繰り返してみた。
子どもの頃は、ジブリばかり見ていたけれど、新作はまだ見れていない。映画館に行きたいと思わなくなってしまったので、別の形で見れたらいいのにと、たまに思う。
色々思い出していて、ハウルの動く城みたいな家の絵をよく描いていたのを思い出した。小さい子供はなんでも好きなものを集めて動く城にしてしまう。
地上ではそうはいかないのでやっぱり芸術として存在するのかな。人は限定された形を持っているので、その視点でものが見えるけれど、夜寝ている時などは解放されるので、まったく知らないものがなだれ込んでくる。もしも日常生活に夢見の世界を入れたら、心臓の形に見えたさつまいもも楽器に見えた生姜も連想だ。ゲシュタルト崩壊を起こして穴に落ちる。暗闇の中では、形は全て消えてまた新しいものに変化する。
形あるものと無いものの間に芸術や占星術はあるし、いまの生活をより良くするみたいなエンターテインメントだとは思えない。それは何だか補助的だ。
この間の夢で見た、黒い墨のデザインの先が知りたい。創造がまだよくわからない。それはとても光に満ちている。
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