夢探索 ザニア

先週、夢で私に「種が出たらくれ」と言った人物は春分点から15度の関係にあるようでした。これを単に座標で考えるなら、デネボラを春分点にした場合牡羊座14度にあたるザニアが近いと思っていました。
ここでザニアが浮上しましたが、この人物はシリウスの可能性もありますし、アンタレスの可能性もあります。
春分点がデネボラということは変わりませんが、そもそもこの夢の関係性はマクロコスモスの知覚から徐々に輪郭がみえてきた三点が発祥でもあったのだから色々と入れ替わってもおかしくないと思っていました。
そういう意味では、図からザニアを考えるのは不十分だと思います。

でも、偶然出てきたザニアが何故か気になっていました。
ザニアが浮かんだことをたまたまだからと無視することもできるのですが、それでは19の数字が言うところの10の子供に頼りすぎているように思います。
9の子供は私が気にすることをもうすでにわかっていて、この関係を投げかけたのかもしれません。

ここでの15度という角度の話が何なのかも気になります。
15は360度の24分割と考えることも出来そうですし、一度、角度と考えるのをやめて分解してみると1(牡羊)と5(獅子),タロットなら15悪魔などと考えることも出来そうです。でも、15度と言っているのだから24分割の15度のことかもしれません。そこから種が生まれるのでしょうか。

種は実らせるために土に植え、育てながら花が咲くことや果実を期待しますが、この人物は自分は途中で帰ってしまい(花が目的ではなく)花が咲いた後の種を期待していました。
15を外に押し出すことと考えるならば、その後の種ともいえます。あるいは花が咲く前の種です。
種に土と水をやることで物語が生まれるのなら、この種は火のことでもあり、育った後にはまた解体の風が吹きます。
逆に考えれば物語に埋もれている火を押し出す15とも考えられます。
場合によっては種を産むために、わざわざ土に埋めたのかもしれません。

改めて関係性を考える

春分点をアルシオンにした場合、アンタレスにした場合、シリウスにした場合、ザニアにした場合も考えてみました。
(トロピカルでアルシオンを牡牛座30度、アンタレスを射手座10度、シリウスを蟹座14度、ザニアを天秤座5度の場合で書いてます)

春分点がアルシオンの場合
デネボラ…蟹座23度「文学会の集まり」
シリウス…牡牛座15度「マフラーと粋なシルクハットを身につけた男」
アンタレス…天秤座11度「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」
ザニア…獅子座6度「時代遅れの女と最先端の少女」

春分点がアンタレスの場合
デネボラ…山羊座13度「火の崇拝者」
ザニア…山羊座26度「水の妖精」
シリウス…蠍座5度「大きな岩場の海岸」
アルシオン…乙女座21度「少女のバスケットボールチーム」

春分点がシリウスの場合
デネボラ…双子座9度「矢で満たされた矢筒」
ザニア…双子座22度「田舎踊り」
アンタレス…獅子座27度「夜明け」
アルシオン…水瓶座17度「ガードをしている番犬」

春分点がザニアの場合
アンタレス…双子座6度「油田の掘削」
アルシオン…蠍座26度「キャンプをつくっているインディアンたち」
シリウス…山羊座10度「手から餌をもらうアホウドリ」
デネボラ…魚座18度「巨大なテント」

例えば、シリウスからみたザニアは双子座22度「田舎踊り」で、田舎に帰ったときのような関係なのかもしれません。
度数でみるとシリウスとザニアは82度の関係でした。

ザニアから見たシリウスは山羊座10度「手から餌をもらうアホウドリ」で未知に興味を持ち、異質なものに接触する、というような関係のようです。
更にザニアから見ると、アンタレスは「油田の掘削」で一発当てようと思っていることになり、アルシオンは知恵の宝庫のためキャンプが張れる存在。デネボラは思い切り好きなことが出来る大きなテントを用意してくれる、という感じでしょうか。

全体の関係を考えてみると、「種をくれ」と言った恒星はもうどの恒星でもあるように思えてきます。

今回はザニアに焦点を当てて夢見をしてみました。(主にサビアンの関係性を意識する前にみていた夢です)

一応、乙女座η星のザニアを調べると、名前の由来は

「al-ʿawwāʾ の一角」を意味する zāwiyat al-ʿawwāʾ というアラビア語に由来する
一説には「吠える犬」を指すともされている

Wikipediaより

とありました。

夢の内容

2022/5/21
一度目のシーン
そこは大学のようだったが、いつも夢で見ていた大学とは雰囲気が違う。
私は一度学校を卒業した後に、大学院に入ったことになっていて、学生たちよりも年齢が上だった。
ある授業で、もうすぐ卒業予定の先輩たちの論文を見る。
論文を書くための合宿というのがあるらしい。
論文の中に黒いトレーに白いボールが沢山ある図が載っていた。

二度目のシーン
家に帰ると、藤原紀香のような女性がいた。義理の姉らしいという設定。
旦那が死んだらしいが、離婚はしていないという話だ。ジャガイモを沢山使ってほしいというような歌が流れる。

三度目のシーン
実家の台所。
姉、父、母と一緒に談笑。
お客さんが来ているようで、トイレの方角をみると祖母と最近亡くなった親戚の男性が話していた。
二人が話しているのをみて、父は気づかれないように、と合図して室内が静かになる。

解釈;この日はザニアとシリウスの関係を考えて眠りましたが、一度目の内容は大学でした。
設定は、大学の内容を更に専門的に勉強する大学院ということで、シリウスとザニアの関係は深めると何か出てくることを予感させました。
黒いトレーに複数の白いボールということで、まだ形になっていないものを料理するような状態を言っていたように思います。
(これも双子座22度、やぎ座10度の関係…?)

二度目のシーンでの義理の姉の旦那が死に、でも離婚はしていない、というのは一度無になったが、縁があるということでしょうか。
ジャガイモを沢山使ってほしい、というような不思議な歌を聞きました。笑
これを考えると、ジャガイモは土の素材というイメージ。形にするためのデンプンのような。

三度目は台所のシーンで会話していました。メゾコスモスのイメージです。
トイレの方角には祖母と最近亡くなった知り合いがいました。祖母を土星とするなら、知り合いは海王星なのだろうか、と冥想と夢見(3)、(4)の内容などを参考に考えました。

2022/5/23
起きると、姉が朝風呂に。
随分早い時間だと思っていた。
居間にいると祖母と祖父が出かけたという話。
その後、姉も出かけた。

私はテレビスタジオの裏道が映る画面を見ていた。
風景は夜。複数の子猫がいたが、もう一度見た時には少し大きくなっていたので保護した。
テレビスタジオの近くの小屋で、「誰か」に捕まりシルクハットの男性に「逃げろ」と言われる。

逃げてエレベーターの前まで来ると、沢山の子供たちとその母のような女性がいた。
彼らは下に降りたいようなので協力する。ギリギリ一番小さな子供も乗って降りる。
その後、飛行機に乗る。

解釈;姉(アンチマタ―)が早朝に風呂にいたのは、恒星意識が「身なりを整えていた」状況かもしれません。
祖母(土星)と死んだ祖父(海王星)が一緒に出掛けました。メゾコスモスからデュートロコスモスのイメージ。

テレビスタジオは映像を作る現場ですが、その裏道には複数の小さな子猫。子猫をエーテル体とすると、少し大きくなった状態で保護しました。(移動させた?)

何者かに追われ、シルクハットの男性(アルシオンからみたシリウスか…?)に逃げろと言われました。エレベータの前には沢山の子供(その前のシーンの猫でしょうか)とその母が。
デネボラを春分点にした場合のアルシオンは射手座9度「階段で子供たちを連れている母親」で、シリウスは何者かに追われる私(自我の発祥)を誘導したとも考えられます。
エレベーターで降りた後、飛行機に乗りました。これは降りると見せかけて、空にいることを示しているようにも思います。

2022/5/24
暗い部屋。私は幼く、好き勝手に遊んでいた。
テレビをみたり、誰かと話したり。
階段で下に降りると、母と姉がいて私の小さい頃の写真を見ながら「腹にできた裂け目」の話をして心配している。
母は階段にいて、私と姉は廊下で円を描きながら追いかけっこをして遊んでいた。踊っているような状態。

その後、キッチンへ。
テーブルにはコロッケなどの揚げ物が沢山ある。更に豚丼まであるらしい。
姉は満足気な顔だが「残り物だと料理が楽だけど脂っぽいね」と言う。
近くには四角いおでんの鍋ぐらい大きな器に入った緑っぽい半透明の液体があり、私はそれに注目していた。

解釈;この日の前日、私はハーモニック5,9,13、15,24,26,40,80などを見て、更に火の元素や火星について考えていました。
その時は、自分が何故火に対して興味を持っていたのか無自覚な部分があったのですが、夢を書いているうちに、ここに繋がりがあるからなのでは、と思い始めました。

暗い部屋にいた状態の私は母の腹の中にいた状態とも考えられます。
そこから下に降りてきて、幼い頃の写真を見る母。私の腹(腰?)には裂け目があるらしかったです。
姉(恒星)と廊下という「道」で回り合っている私(月の状態)を母は階段の2、3段目辺りから見ていました。これは太陽系のことでしょうか。

キッチンのテーブルには揚げ物ばかりで、豚丼までありました。
朝起きた直後は、これについて深く考えていなかったのですが、時間が経ってから、私が見ていた「火」がコロッケや豚丼などのストレス社会の緩和剤のような食べ物になってしまっていたことに、だんだんと腹立たしくなってきました。笑

もちろん、一つの表現でコロッケを否定したいわけではないのですが。
前の夢で「ジャガイモを沢山使って」と言われていたものがコロッケになったのだと思います。
「残り物だと料理が楽だけど脂っぽい」ということは、下のコスモスに降りてきた時に残った素材を使ったこと、脂っぽいとは沈殿した火と考えると、私は近くにあった大きな器に入った半透明の緑っぽい液体の状態をもっと意識しなければならないということなのでしょう。
ということは、この夢では19のうちの10寄りになったことが現れていたと思います。
この辺りで、上昇したいという気持ちになっていました。

2022/5/25
一度目のシーン
電車で帰る時間、大学時代の先輩と相席することになる。
その時は電車の中で蠍座にいることがわかっていた。
外は真っ暗だった。明日の朝に待ち合わせて一緒に帰ろうという話になる。9時に待ち合わせることになり、射手座の地球に行くらしかった。
ここで何故か、黒い影のように裸の少女がやってきて、何かのサビアンと似ていると思ったが思い出せない。
そうしているうちに、電車の隣の席に「誰か」が座った。

二度目のシーン
以前夢に登場した白い犬。毛が長く小鳥や猫を抱いてる時みたいにあったかい。

三度目のシーン
二つ山になった白い粉の映像。ケーキの上に振りかけるようなサラサラとした粉だった。

解釈;この日、思い出せなかったサビアンを起きた後に探したのですが、蠍座にも射手座にも同じ匂いのものはなく、全体的に見ても見つからず放置していてしばらくした頃、偶然目にした蟹座9度「水の中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女」だ、と思いました。

蠍座にも射手座にも関係のない蟹座の9度に似た匂いを感じたのは根拠のない知覚でもあるのですが、夢で9時に待ち合わせようと言ったことなども考えると、蟹座9度は関係がありそうです。
ここで無意識の「何か」と同化してより深く知覚したいものがあったのだと思います。
二度目の夢も三度目の夢も、その何かの「手触り」のようなものを表していると思います。

2022/5/26
複数の機械が置かれた薄暗い部屋に行くと男性が喧嘩をしていた。
「何か」に何度も殴られているようだ。
近くのカプセルのようなものに女性が寝ていて、負けると女性に付けられた数値が下がり、危険値のバロメーターの数値が出たのでどうにか画策して別の場所に誘導した。

移動すると、仕事のお偉いさんと新人の顔合わせのような状態の部屋に入った。
一度、休憩時間になりトイレの前に行く。
そこから会員カードのようなものを使って外に移動した。

家に帰ったが、いつもと雰囲気の違う家だった。
図書館から階段で上に登っていくような光景。
屋根裏のようなところで鷹のような生き物を見つける。(実際、映像は鷹ではなく猫のしっぽのようなものだが私は「鷹だ!」と言ってその後「何かの鳥がいるよ!」と言っていた)
奥に進むと母と姉がいたので鳥が来なかったか聞いた。
更に階段を登ると、店の中で外は商店街のようだった。(そこで自分が地下から登ってきたのだと思う。)
ガラス窓越しに何か、魚(フグ)のような、鳥のようなものがいた。
まるで人面魚のようだったが、鳥らしい。(人面鳥?)
母と姉が「スズメノフンだね」、と言った。私はそういう鳥がいるのか、はじめて見たので後から図鑑で調べようと思いながら、また下に向かった。

途中から、自分が逆さまになって移動していることに気付く。
足を棚に引っ掛けながら、本棚のような小物棚のような空間を移動していた。(小人になった気分)
私の前には父がいて、いつの間にか誘導されていた。
行きたいコーナーがあり、横から縦に移動するところだったが、棚に引っ掛けた足の爪が段々キツくなってきて目覚めた。

解釈;起きた直後、結構リアルだった為、目覚めてから実際に「スズメノフン」という鳥がいないか調べてみたのですが、さすがに見つかりませんでした。
人面鳥(魚のようでもある)というイメージを使ったというのを考えると人間の思考に近い(顔)けれど、鳥である、というようなものをガラス越しにみたのかもしれません。

はじめ鷹と思っていたことなどを考えるなら、自分の意志(行動)とガラス越しに対面したような状態だったのかなと思います。
その名前が「スズメノフン」。
夢によくスズメが登場するのですが、私の中ではアンドロメダ、あるいはベテルギウスかな、というような印象を持っていました。
実際に私は他の鳥よりもスズメに親しみを感じていて、なので「スズメ」という鳥のイメージを使ったのかもしれません。鳥の糞ということなら、鳥(思考)が体内で練った創造物のことかもしれません。
その後、階段から降りていくとき、私は12吊られた男のように逆さまになって移動していました。
自分が逆さまだと気づいてから、棚に引っ掛けていた足が急に痛くなりました。
意識した途端に重くなったというような状態でした。
横から縦に向かう場所でキツくなり目覚めたので、ここに断絶ポイントがあるのかもしれません。

まとめ

ザニアに焦点を当てようと思って夢見を始めたのですが、夢に「吠える犬」は登場しませんでした。
ですが、夢の解釈を書いてみると火(射手に関わりそうな火)や無意識と繋がるような内容や鳥と対面したりしていました。
18のザリガニが誘発されるような印象でした。
ここからどんどん物語が降りてきそうな予感がします。
そういう意味では「吠えている」ようにも思います。

今日またザニアを意識して寝た時、私は海王星と土星について誰かに説明する先生のようになっていました。その「誰か」を連れて歩いている時、廊下でどこかのチームとすれ違い、気絶するというような内容でした。
更にまた夢を見た時、今度は十字架のような形から煙の中に入り、黄金色の図書館のような光景をみました。
朝焼けでも夕焼けでもない、光の中にいるような状態でした。

この夢の「誰か」はザニアかもしれません。
大学院や図書館の夢などが多かったのを考えると、ザニアが吠えることはまだ無意識のものと繋がるような知識を深めることに関わっているのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?