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正方形

昔から四角形に興味があった。
まるや三角よりも、体感的に分からなかったので正方形について書かれた本などで調べていた。
よつかどは何なのかと思っていたし、無機質に見える人工的なものに興味を持っていた。


夢で概念を見るようになると、ルービックキューブのように入れ替わる立方体や沢山の鞄として登場するようになった。
それが立方体と分かる時、立方体の中にはいない。

四角は切り取られた一つの世界で、その中にいる時、まるで子宮の中にいるみたいに無限を感じる。

先週、紙風船に沢山のポテトが突き刺さり、蜂蜜がかけてあるような概念、ヴィジョンに触れたけど、紙風船にみえた球体部分は砂糖菓子みたいに繊細で懐かしいものとして受け取った。
これはその空間を触った、みたいなものかもしれない。
黄色い四角は沢山の時間だ。

球体は優しく、立方体は無機質。
内と外では全然違ったものにみえる。

2、3日前に見た夢で、沢山の洋服が入った透明な複数の箱が不思議な動物たちに変化し、水かけを頼まれた。

まるで植物に水をかけるようで不思議だったけれど、水はエーテル体、水をかけることで活性化する。
動物をアストラル体とすると、彼等は沢山の太陽だ。

何個も四角に出入りして、無から有になっていく途中にいる。


この所マレーヴィチの芸術に感化されてしまって「黒の正方形」をみている。

ここに至るまである絵を描いた画家さんを探していて、けれど見つからず、脱線してマレーヴィチの「黒の正方形」に興味が集中してしまった。

最近考えていた事と似ていて引き寄せられたように思った。
四角形についてハマっていた時に「ブルーノ・ムナーリ かたちの不思議1」という本を買っていて、読み返すとマレーヴィチの言葉が書いてあった。

これはその中の一文。

昨日は珍しく黒い正方形を意識して寝た。きっとそのロゴスの世界に行ったと思う。
夢の中で、理想のタイプとして聞いたものがタロットの13のようなものだった。
はじめは小学生が書くような単純な絵だと思っていたけど、起きて解釈してみると意味する事が全然違っているように思えた。
何となく、幼い頃に自分が書こうとした文章の微妙な違いを伝える事が出来なくて同じ文章が何度も繰り返されてしまったような感覚と似ていた。実は違うのに、ぐっとまとめて1行で終わらせる事ができるから。


ちなみに、この絵を描いた人を探していて、けれど名前がわからないし、何を調べていて出会ったのか忘れてしまったのでちゃんと探す事ができない…。
不思議な世界に入りそうで好きな絵。

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