見出し画像

頭と胸の整理

この間、ヘリオのトランジットの海王星が28度に入りましたが、その流れの前に、今更ながらこの十数年、海王星がうお座にあるということについて考えていました。
うお座は12サインの最後。みずがめ座で纏まったものを最終調整しているのではないかと考えます。
2024年から2026年にかけてスパンの長い天体がサインを跨いでいきますが、冥王星もみずがめ座に入るので、私は何となく、太陽系内での霊的な二重的な変化があるように感じています。これまで見えなかったものが流れ込んでくるような。
みずがめ座は普遍的なものに近づいていくサインなので、象徴的に生と死に関係する冥王星は、より普遍化させる方向にゆっくりと全体を変えていくはずです。冥王星は250年程で一周するので、それでもまだ、前回の始まりの地点から全体を回ってはいない。

海王星と土星は2025年に牡羊座に入りますが、海王星は輪郭を曖昧にする。この天体には、霊的な意味があり、太陽系の中では「見えないもの」を表す天体。
Wikipediaを見ていたら、「肉眼では観測することは出来ず、太陽系において唯一、経験的観測ではなく数学的予測によって発見された惑星」と書いてありました。
それまで、惑星は肉眼で発見されていましたが、天王星の軌道の予期せぬ変化から、まだあるはずだという予測をされて発見されたという話があります。
それまでと違った観測により見つけ出された海王星は、太陽系の中での夢見の星、境界線を越える、繫ぐ性質、概念と考えられます。

165年で12サインを一周する海王星が牡羊座に入るということは、人で考えると、春になるということではないかと思います。個人目線での春は毎年似たような、心境の違う春かもしれないけれど、霊的な意味での春とは何だろう。
あらゆるものが生命だと考えた場合、自然界の中で冬を迎え消えたものは春にまた新たな姿で再生する。目に見えるものだけではなく、思考や、概念も生きているなら、新しいヴィジョンの中で生きることになる。
太陽系の中で認識されるようになった海王星は165年かけて、霊的性質を固める作業をしているはずです。
2025年新しいスタート点に立った時、海王星は無と無限を超えた先で霊的にまた新たに何かを思いつき、太陽系の中で生命活動が始まるのではないかと思います。全体が同心円状に重なっていると考えると、それは、冥王星の先から続いているものでもあります。
そこからやってくるエネルギーは、相当に幅広いものだと思われます。
より普遍的、霊的なヴィジョン。
霊的な実感や、霊的な現実。言葉にすると、なかなか変。
私が実感として冥王星や海王星を意識した時、ピッタリと予想が出来るような動きはしなかったです。視覚化出来るホロスコープでは理解不能な実感でした。
色々なことを重ねて考えても、まだ足りないものを、理解し、経験し、というのを繰り返していくような。
人の寿命よりも長い期間、ゆっくり動く天体の先から認識できているものは、それまでの常識とはズレた動きをするのではないかと思っています。

冥王星、海王星、天王星、土星、と範囲の大きい天体がサインを跨ぐと、概念や性質の色合いが変わり、表面的にも今までのままとはいかなくなる事が増えるだろうけれど、存在によって見えるものは変わり、全員が同じ現実を見るとは限りません。
現象が変化しても、現実は変わらないこともある。

海王星は境界線を曖昧にすると思いますが、このタイムラインでは土星の守ってきた制限が変わる時でもあるはずです。
太陽系の中で、土星は現実の器を制限している天体としての概念や性質を大きくしようとしている。
そういう自我と同じ実感があった場合、存在の器を大きくできると思います。
海王星よりも土星はスパンが短いので、対等とは言えないけれど、恒星の意識からすると、太陽系の中のどんな天体も自己分割であり、仲間でもある。

トランジットの流れの中で、実感できる現実の幅は変わるはずですが、どこからの意図なのかというのを実感的に整理していきたい。
まだ細かな図を読んだわけではないですが、恒星意識と連動した生き方をするにはとてもチャンスだし、大きな自我と同調していく比率が高まれば、天体の課題を一緒に取り組める。
ざっと2024年から2026年のヘリオ図を見た所では、色んな天体が協力してそれまで見えていなかった地球ヴィジョンを寄せて乗り込もうとしているようにも感じました。
間に、割と綺麗なヨッドが出来る日などもあり、興味深い図が沢山あり、私にはまだ読めません。

太陽系の天体の先には恒星の意図があり、恒星の先には銀河があり、銀河の先には暗黒があり、と宇宙の根源について考えていくと果てしないけれど、振動密度が違うものの重なりによって宇宙の変化があるのだと思うと、そこから変わらないものはなく、常に呼吸している、生きている、という実感が強くなる。今の世界以外が見えない中での死は、まるで終わりのようだけれど、全体からすると生命としての呼吸。
どんな生命にも、それまで見えなかったものがあり、それまで夢中になっていたところから広がる時、「思いがけないもの」はあるはず。それでも、ただ呑まれるのではなく、意志によって存在は変化していく。人の形はその中の一つに過ぎないし、それ以外の生命は果てしなく存在する。
果てしないと言えるのは、それ自体がエーテルの力だからだと思っています。

この世界の表面にみえるものは意図に従わないし、それより意図が揺らいでしまう。小さなことに向けようとする意図は、自分しか見えない所から発する。無意識に、それはとても怖いと感じてしまう。
切り離されている、その先が見えないという事が、そのまま跳ね返ってきます。
あらゆるものと繋がる意図を理解できる事が楽しいのは、自分でも知らないようなものが、現実となるからだと思います。
ずっと楽しくいられるものは、それまでの自分の予想を超えてくる。
何かに興味を持つと、必ずそれまでの自分ではいられない。
それは、興味の対象が手をひいているから、すでに一人の現実では無くなっています。
そんな基準で考えてしまうと、人と人の間にだけ成り立つものが必ずしも生命だとは言えないと感じます。

色々な星の意識をヴィジョンで体験する中で、一番現実を変えてしまった体験は、「死んでも生きている」ということを強く投げかけた時だったので、限界を感じた時によくそういう星を思い出します。
太陽系の中で不死の恒星意識は尽きることがなく、様々な生命を生み出して、先の無かったところに道を創り出していきます。

考えてみると、古代は生きることや死ぬことの概念は今とは違ったはずで、それを今と同じ感覚で想像することは出来ない。それだけでも、現状の感覚から推測できるものが使えなくなってしまう。
社会的な視点は、歴史や言葉を誤解しているかもしれない。

長いスパンの自我と一体化して冥想をしてみたり、恒星に集中してみたりすると実感できることが変わってしまい、概念によって世界が出来ているというのがリアルになっていく。
どんな意志によって生きるのか、自我の位置を決めなければすぐに飲み込まれる。宇宙の呼吸は果てしないので。

そんなことを考えつつ、今後の課題を整理していました。

天体の移動する2024~2026年、より霊的な成長と連動した生き方をしたい。
エーテル的な身体と恒星意識というところにおいての理解が、今よりももっとスムーズになるように地上的人格や、今知っている知識や見えるものが変わっていく努力をしたいと思っています。
みずがめ座的な「理性」や「知識」とは、全体性からの理性であり、抑圧したものでも、頭だけで理解するようなものでもないはずなので、そういう視点に近づいていきたい。

今まで割と無理のない形で「夢を見て解釈をする」という事をしていましたが、解釈後の側に近づくために左脳的記憶の領域をもう少し普遍的なもの、普遍的物質性にそのまま入り込めるような状態に出来たらといつも思うのですが、中々難しい。
どうしても、毎日の事なので地上で生活している基盤と、夢の基盤が重なるように理解しているので、どんな時も理解できますが、見えるものがまるっと変わると言うのはたまにしか経験できません。
どんな象徴に興味を持つか、興味を持ったなら意図をどう反映させるか、星の意図を邪魔しないように流れを良くして、更に記憶もするというのは、やはり生活全体が関係してくるのだなというのをよく考えます。

重心の位置によって、駄目なものはひとつもないですが、知らないものを見ていたい私としては、色々やり方を工夫してみたいと思います。
普段はそれなりの生活をしつつ、占星術やタロットカード、数字などに対して興味を持っていると、段々興味の基盤がしっかりとしてくるとも感じていて、占星術と言えるかはわかりませんが、天体を象徴的に理解し、実感していくのはとても参考になります。
最近は、以前松村先生が書かれていたキリストが学んでいた占星術という(ニュアンスのお話)が気になり、それがしたいと思う。
昔、夢に出てきた女性に「キリストは死んでしまったのか」と問われた事があったのですが、象徴としてエーテルに意図を投げかける事を教えられたのだと思います。

占星術は、誰かの目線で読むのは難しいけれど、実感的なヴィジョンから得たものの複合で読んでみると楽しい。でも、中々説明できないものになってしまいますが。

うお座の28度は、「満月の下の肥沃な庭」というシンボル。
28は足して10の数字で、更に足すと1になる。1、10、19と新しい世界に入るシンボルは沢山ある中、28は上の陰陽の下に正八面体の8がある。生命活動の7の後の8なので、一旦生命活動をする身体は整った中、陰陽を旅する。
マカバがあると色々な次元を旅する事が出来るけれど、ここでは新しいエーテルの身体。宇宙船が出来る。宇宙は無数に存在するはずなので、どの宇宙なのかをそれまでつくっていた。この8のサイズが変化するというのが面白い。
松村先生が話されていた惑星のバイナリ関係を入れると、8のバイナリの17番惑星の性質も入ってくる。

流れは28度に入っているけれど、どれだけ時間をかけてもいいし、どの度数も日々経験している。
いま、冥王星は山羊座の30度にあるけれど、その度数にあるから今極端に大きく変化するというわけでもない。
現象はそれらしくても、現実が変わらないと取り残されたものも出てくる。

ただ、夢の中ではいつもそれを感じる。
螺旋階段を作り替えようとしている意図が流れてくるし、それに乗っかり左脳的性質を時間をかけて手を加えていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?