白っぽいひっくり返ったクモとブンブン飛ぶ系の虫と私

人を待つ間日差しを避けようと思い木の影に入ったら、足元に白っぽいゴミみたいなのが落ちていた。
大きな糸くず？もしかしてセミのぬけがら？と思ってよく見ると、ひっくり返ったクモだった。
クモって、黒っぽくてもウワッ...と思うけど白っぽいと更にウワッ！！！！と感じるんですね。虫が全般苦手なのでどのみち怖いのですが。

ウワッ...と思いながらも少し眺めていると、これまたハチみたいな...アブみたいな...画像を見たくないので調べることは出来ませんが...とにかくブンブン飛ぶ系の、ちょっと大きめの虫が飛んできた。
それはもう、ウワッ！！！！！！！！！です。
日差しを避けてちょっと木陰に寄ろうとするとすぐ虫がいる！！こんな世界間違ってる！！！！という気持ちです。人間ってなんて勝手なんだろう。

木陰にはひっくり返ったクモとブンブン虫がいるので私は日向に追い出されてしまいました。
せめてあのブンブンがいなくなればクモはしんでるし...と思って少し見ていたら、ブンブンがクモをガッチリ掴んで持ち上げ、どこかに持って行きたそうにまたブンブンし始めました。

それが私にとっては結構衝撃映像で。

ブンブンとひっくり返った白っぽいクモは大体同じくらいの大きさ。
これ...もしかして、食事………？
4cmくらいのブンブン虫が、4cmかもしかして5cmくらいあったかもしれないクモを持ち上げて、いい置き場所はないか探しているような様子で木の辺りをブンブン飛び回っていました。
なかなか高く飛べず、あきらかに重たそう。でも離さない。
食べるんだとしたら相当なご馳走だと思うので、そりゃ多少重たくても手離したくないよなあ...！
がんばれ、ブンブン………！
絵的にはちょっと気持ち悪い図だったのですが、なんだな応援したいような気分になってきたのでした。

しかしそこに小さな男の子が突っ込んできてブンブンを追い回しはじめました。
身の危険を感じたのであろうブンブンはクモをおっことして、どこかに飛んでいってしまいました。
刺してくるタイプの虫じゃなくて良かったね、男の子...！
あやうく食べられるところだった白っぽいクモはボトリと落ちたのですが、落ちたところから、のそのそ歩いて草の陰のあたりへ消えていきました。

いや生きとったんかい！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

終わりです。