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9/8-9/9

秋がやってきた。『のんのんびより』に出てくるような地域なら風流に勤しめるのであろうが、都会を襲うのは日照りのような暑さと、急転直下の長雨である。風邪を引かないように注意したい。

それで今回も普段通りアニメの感想を書いていくのだけど、新しい試みとして『週刊vtuber』を立ち上げてみようと思う。今回は木曜日だが、次からは金土日のいずれかを基本線にする予定。「ながら見が出来る」「沢山見る」という配信の特徴を活かして、視聴した動画について紹介しつつ、場合によってはコメントを入れていく形で。とりあえず見出しから飛べるようにしておくので、良かったらご覧ください。

↓前回分。noteだとしっくり来なかったのではてなブログへ

白い砂のアクアトープ 感想

#9 『刺客のシンデレラ』

ブログで取り上げるのは初めてになるアクアトープ。PA.WORKSと同スタッフ陣で組まれた『色づく世界の明日から』が自分にとって大きな意味を持つだけに文章にするまで時間がかかったが、必要な準備は大体整ったと思う。2クール作品なので、時折書いておきたい作品なのだけど…意外と先が読めない。

がまがま水族館のエピソードだけでは明らかに尺が余るので後半何かしらの新展開があるのだろうけれど、現状は結構謎だ。くくると風花は一時的な拠り所を手放してそれぞれの道へ進んでいくのか、それとも手を繋いで同じ道を歩むのか? 先の展開も気になるところだが、とりあえず9話の感想を書いていこう。

閉館間近のがまがま、今回は辺境の地に都会のロジックが持ち込まれ、存分に掻き回されるストーリーだった。互いに水族館への情熱を持ちながら、一直線すぎる知夢さんと、冷静さに欠けるくくる。人目もはばからず煽り合いを繰り広げた2人は一旦決裂し、知夢さんはがまがまを去ってしまうことになった。

知夢さんの強硬な姿勢が今後も続くかどうか分からないが、くくるの方は実際に彼女の勤務する新水族館に突入するようなので、新しい発見と想いを抱えてがまがまに戻ってくるだろう。降って湧いたトラブルの種がどのように転ぶのか、二人の仲にも注意してみていきたいところ。

焦点になった知夢さんの姿勢については、水族館がエンターテイメントを中心とした施設であることから非常に正しいものだと思うけれど、やはり一定の危うさもある。「やらない」と「出来ない」には大きな差があって、居場所としての水族館の役割を切り捨てる彼女は、その良さを理解することが「出来ない」人間であると言えるからだ。

単に相応しくないからやらないのは、いざとなれば転身できる用意があるという意味でもあるのだけど、その広がりを彼女からは感じない。ある意味でひっくり返しにくい、非常に強固なキャラクターを出してきたなぁというところなので、どう扱っていくのか見ていきたい。

転じてくくるは、ひたすら水族館存続に自身の身を賭けていて、実のところがまがまの持つ魅力や包容力をよく分かっていない。情熱先行でワガママに突進している状態ながら、風花との出会いや周囲との軋轢を抱えつつ、徐々に自分を確立している空気を感じる。

多くのことにぶつかり、その一つ一つに解決策を出さなければいけない彼女は、問題が起きた分だけ”答え”を知ることが出来る。それはつまり、成長のきっかけや今後に向けた反省の手がかりを多く掴めるということでもある。

だから、いずれ自分の辿るべき道、辿り着く場所へと向かっていけるだろう。彼女の方はがまがま存続のための戦いを経て、何処に身を落ち着けるのか(無論、新がまがまという形でも良い)を中心に見ていきたいキャラクターだ。

くくるは水族館のため、知夢さんは一流の飼育員になるため、大きく別れているようで似た者同士な二人の道がいずれ交わるといいな、と思う。喧嘩ップルでもいいのよ。クゥすみのような感じでね。

もう一人、ここまで一歩ずつ道を作ってきた風花さんは、都会と田舎の視野を両方持っていて、知夢とくくるの橋渡しの出来るキャラクターだと思う。🐧の姿勢で二人を宥める風花さんが可愛いところだが、彼女にも諦めた道から変化の気配が訪れている。

既に答えを出すための材料は(ほぼ)揃っているので、彼女の場合、選択に対してどのような決断を出すのかが重要になってくるだろう。その際に生まれるくくるとの交流やがまがまへの想いがどのようなものか、ドラマになる要素を期待していきたい。

ここまで9話が放送されているがまがま、とりあえず自分の主たる感想は「好きになれて良かった」という部分に尽きると思う。何せ”色づく”は自分のアニメ史でも3本指に入る作品だ、新作となれば否応にも緊張する。それもあって、作品の空気、描きたいもの、メッセージに対して一応の理解を示せたことには一安心というところだ。

各キャラクターの中でくくるを好きになれたのも良かった。物語の起点であって、最重要人物でもあるからね。あんま明確にしてないと思うけど、キャストの一番上にクレジットされているので、主人公に位置づけられているのかな。何はともあれ本日10話、「ここがあの女のハウスね」をキメたくくるさんが何をしでかすか、楽しみにしていきたい。

ラブライブ!スーパースター‼ 感想 

#06 『夢見ていた』

※物語の感想が見たい人は少し飛ばしてご覧ください

令和の武士、千砂都ちゃんが部に加入する6話。丁寧に編み上げられ、必然の流れで光が差す展開は、スパスタ屈指の良回と言って差し支えない祝福に包まれていた。ただ、個人的には”感情の導火線”が足りないな、と思った。

つまり、感情移入だ。物語の中では必然の流れを描けているのだけど、物語の外側にいる視聴者…つまり受け手の側が理解できるようにするためのケアが十分ではなかった。

ある意味そこが元祖”ラブライブ”の魅力で、物語の構成をロジカルに寄せてきただけでも衝撃を受けるような成長なのだけど、受け手の感情が追いつくような展開も見てみたいと思う。

花田先生に求めたいのは、「見ていて視聴者が流れを追えるか」に対する想像力だ。虹ヶ咲を担当した田中仁チームはこれが抜群に巧い。冗談ではなく、深夜アニメの脚本担当者の中で一番能力が高い。

それは視聴者のご機嫌取りや様子伺いをするのではなく、「視聴者が納得してくれる物語」をロジカルに組み立て、実際に表現するという、極めて難度の高い技術を持っていることを意味する。

勿論、既存の彼の長所や能力にも敬意を払っているし、無理に挑戦する必要はないと思うが、もう一つ高みを目指すならチャレンジしてほしいところだ。ここ数年の花田脚本の成長は目覚ましいものがあるので、今後に期待したい。

前置きが長くなってしまったのだけど、この回はちーちゃんの覚悟が際立っていて、退学or転科という、いずれにせよ音楽科に残るつもりのない戦いに臨むことの怯えや不安を、神津島から駆け付けたかのんが”追いつく”ことで後押しするエピソードだった。

やっぱスーパースター、1話から3話、4話、そして今回に至るまで、”追いつく”や”並び立つ”といった概念を非常に大切にしている気がするね。立場的にはもう目標を見つけたかのんちゃんはちーちゃんと同じ目線で立てていて、ちーちゃんから見ればずっと追いかける立場にいるのだけど、今回もかのんちゃんは彼女を追いかけて、出番の前に”追いつく”ことで曇った心に光をもたらす。

高校入学以降不安定になってしまった二人の関係が0に戻り(100と言ってもいい)対等になったから、4人でのステージが実現したのかな。いずれにせよ、1話から早々に嵐千砂都推しを公言していた自分にとっては嬉しい勝負回でした。

最初に書いたちーちゃんの覚悟、退学と転科どちらに転んでも「かのんちゃんの力になれる自分」を目指して進むものであることが凄い。失敗すると継続か、諦めかのどっちかになりそうだけど、これまでの道のりと今後の目標に一切ブレがない。やっぱり令和武士だと思う、ちーちゃん。

小林さんちのメイドラゴンS 感想 

#10 カンナの夏休み(二か国語放送です!?)

二期も終盤のメイドラ、今回はカンナちゃん尽くし!お前ら、萌えの過剰摂取で倒れるんじゃねぇぞ…という熱の籠った回でした。家出したり、感情的になったり。未熟ながら同じく迷う幼子を助け、空飛ぶ翼でクロエをお家まで届けるカンナちゃんからは、ドラゴンに流れる確かな良心の血を感じる。

そういう部分を信頼しているからこそ小林は彼女たちを近くに置いているのだと思うし…喧嘩して出てったカンナちゃんの帰りを待って、食卓の椅子で寝落ちするだけ思いやることも出来るのだろう。

実際には自分よりよっぽど長生きしていて、命の心配もないドラゴンという生き物を幼子と見なし、物を教える立場で接することについては想像も出来ないが、小林の取る節々の態度から覚束ない日常を維持するための努力と優しさを感じられて、確かなリズムによってイシュカンコミュニケーションの飛び交う日々が編み上げられていることを感じる。

この足取りに自分たちの暮らす世界と奇妙な一致を見出せるお陰で、この作品を違和感なく受け止められるのかな、と思う。

チート薬師のスローライフ〜異世界に作ろうドラッグストア〜

本日の処方せん その①パワーポーション  その②RKの遺伝子液

ピーキーすぎる異世界のドラッグストア、今回はどう考えても某ダンベルアニメの影響を受けたとしか思えない前半、変態が躍動する後半の二本立てだった。

基本線はのんびりスローライフの筋をなぞってるはずなんだけど、唐突にタガが外れたり明らかに穏やかな気分では見られないようなやり取りが表出してきたりして、安心しきれない部分があるんだよな…その辺りが既存の作品との差別化でもあるのだと思うけれど。

一筋縄には行かないこの作品もいよいよ佳境。ラストは”いい話”でお願いしたいが、ドタバタ劇で締めくくっても似合うのだろう。何せ1話が脱法ドラッグストアだったし。なんやかんや言って笑顔になれるチート薬師、次回も楽しみです。

週刊Vtuber

ここから新企画。見て行った動画を切り抜きまで含め紹介していく。とりあえず歌以外は分けなくていいかな?と思うのでその形で。感想に一言コメントを入れ、週1~2本をpick up動画として紹介する予定。初登場のVtuverには解説を入れる。(8/7、8/8、8/20で取り上げた3人を除く)

習うより慣れよ。早速やってみましょう

8/29 大神ミオ ウクレレ歌枠

8/29 星街すいせい 歌枠

初:力強い歌声で活躍の場を広げるホロライブ0期生。”彗星の如く現れたスターの原石”から始まる口上は配信開始や最初のMCで必ず行う鉄板のコール&レスポンス。現在1st Solo Live "STELLAR into the GALAXY"の2次先行受付中。

愛称:すいちゃん ファンネーム:星詠み (ホロライブ所属以前は”コメ友”)

8/30  さくらみこ Minecraft配信

初:舌足らずな言い回しが特徴の自称「えりーとみこ」。見かけによらず重度のオタク趣味で、根っからのエロゲ―ファン。さくらみこ名義でR18ゲームの主題歌を担当したこともある。(ホロライブ0期生)

愛称:みこち ファンネーム:35P 

8/30 湊あくあ Minecraft配信

一言コメント:フィールドボス「エンダードラゴン」討伐に向けた配信の二日目で、次が最終日。しかし、まだそっちを見れていない。見たい。

9/7 赤井はあと 雑談配信

初:『狂気』と称されることもある世界観が魅力のホロライブ1期生。配信だけでなく動画を投稿することも多い。去年まで3年間海外留学していたので、英語も話すことが出来る。

愛称:はあちゃま ファンネーム:はあとん(彼女からは一纏めに”先輩”と呼ばれる)

pick up

事前に配信の告知を見た後、別の用事を済ませてから視聴。主に留学していた時の話。自分は臆病なタイプなので、当たって砕けることの出来る彼女の思い切りの良さは素直に尊敬できる。新しい日々に不安や心境の変化があるのは仕方のない(普通な)ことだけど、貯め込むと良くないので、時折整理することも必要なのかなと思いながら聴いていた。

はあちゃまは留学の経験やVtuber活動を経て既に確固たる個性を持っているので、今やっていることを磨いて、より洗練された表現力を身に着けることが『最強の大学生』への一歩になるのではないかと思う。今後も思いついたアイデアを大事に前へ進んでいってほしい。

ここから先の目標へ向けて、頑張ってください!

9/7 夏色まつり 歌枠

初:自由な発言で周りを巻き込むホロライブ1期生。男性Vtuberとの関りも多く、自身で道を切り開いていくことが出来る。YouTubeだけでなく、ツイキャスでも配信を行っている。

ファンネーム:まつりす

9/8 大神ミオ ホラーゲーム『つぐのひ』配信

一言:大五郎(ゴン)の大冒険。ミオちゃん自身二匹の猫を飼っており、「結膜炎か!?」「ものもらいか!?」と具体的に心配する場面があった。実際、家猫で一番気を遣う場所だよなー、と思う。目ヤニとかもあるし。

内容は怖くなかった。色調補正した肉球。

9/8 獅白ぼたん 誕生日配信

初:いつでも冷静沈着なホロライブ5期生。ゲームが滅茶苦茶上手い。特にエイムが凄い。5期生の支え役。

ファンネーム:ぼ担

一言:最後の方だけ見た。みんなで(リアル)ラーメンを食べていた。

5期生については正直よく知らないので、今後見ることで詳しくなっていきたいと思う。

切り抜き

初:ホロライブ4期生の可愛い姫。大体赤ちゃん、たまにお姉さん。彼女もゲームが得意。

愛称:ルーナ姫/(単語で)姫 ファンネーム:ルーナイト

初:イラストレーターでありながらVtuberもこなす(業界)最強の存在。『幼馴染が絶対に負けないラブコメ』の表紙担当でもある。JKが好き。穏やかな見た目ながら、ファンに対しては非常に厳しい。

愛称:ういママ/うい先生  

今回はここまで。思ったより時間はかかるけど、労力は少なめ。十分定期化出来そう(数を絞る必要性はあるかも)

サムネイル画像引用元:©projectティンガーラ (1話)

執筆中に聞いていた曲

1.私たちはもう舞台の上 スタァライト九九組

2.再生讃美曲 スタァライト九九組

3.星のダイアローグ スタァライト九九組

4.Star Divine スタァライト九九組

5.わがままハイウェイ 石動双葉(CV:生田輝)&花柳香子(CV:伊藤彩沙)

6.恋の魔球 露崎まひる(CV:岩田陽葵) & 愛城華恋(CV:小山百代)

7.MEDAL SUZUDAL PANIC◎〇● 神楽ひかり(CV:三森すずこ)&露崎まひる(CV:岩田陽葵)

8.美しき人 或いは其れは 天堂真矢(CV:富田麻帆)&西條クロディーヌ(CV:相羽あいな)

9.wi(l)d-screen baroque 大場なな(CV:小泉萌香)

10.ペン:力:刀 星見純那(CV:佐藤日向)、大場なな(CV:小泉萌香)

11.スーパー スタァ スペクタクル 愛城華恋(CV:小山百代)、神楽ひかり(CV:三森すずこ)

Liella! 

12.未来は風のように

13.START!! True dreams

14.未来予報ハレルヤ!

15.始まりは君の空

16.だから僕らは鳴らすんだ!

17.この街でいまキミと

18.Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!

19.1.2.3!

20.GOING UP

21.Dreaming Energy

ARCANA PROJECT

22.たゆたえ、七色

23.星影のファンタジア

24.きっと、その未来にたどり着くから。

25.Ophelia

26.ドンケア

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27.Dream with You 上原歩夢(CV.大西亜玖璃)

28.Poppin' Up! 中須かすみ(CV.相良茉優)

29.DIVE! 優木せつ菜(CV.楠木ともり)

30.サイコーハート 宮下 愛(CV.村上奈津実)

31.La Bella Patria エマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)

32.ツナガルコネクト 天王寺璃奈(CV.田中ちえ美)

33.Butterfly 近江彼方(CV.鬼頭明里)

34.Solitude Rain 桜坂しずく(CV.前田佳織里)

35.VIVID WORLD 朝香果林(CV.久保田未夢)

36.夢がここからはじまるよ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

37.NEO SKY, NEO MAP! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

38.MELODY 優木せつ菜(CV.楠木ともり)

39.声繋ごうよ エマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)

40.テレテレパシー 天王寺璃奈(CV.田中ちえ美)

41.Love U my friends 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

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