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「メンズカット」は昭和のショートカットの生まれ変わり?よみがえるボーイッシュ女子。

「メンズカット」。メンズ専門の美容室に行って、男性用の髪型をオーダーする、という若い女の子が最近増えているそう。先日情報番組で、取り上げられていた(似た内容の記事 ↓ )

女性用の美容室に行くと、短めをオーダーしても、ふんわり女性らしく仕上がってしまう。クールに、本当に男の子みたいにイケメンな仕上がりにしたいということらしい(推しのアイドルと同じ髪型にしたいというオーダーも)。
番組に出ていた女の子たちの仕上がりをみると、キリッと中性的でとても素敵。長いときより、透明感がUPしてるようにもみえる。

テレビの映像はないので、似たイメージを。

素敵✨
でもみながら思った。「これ、かつてショートカット、といわれてたものじゃない・・?」

キョンキョン(小泉今日子さん)もやっていた、ショートカット!

そしてショートカットのアイドルといえば、我らが同世代の内田有紀さん✨

今も超素敵だけど、当時は中性的でミステリアスで、そりゃもうカリスマ的に可愛かった。

十代の頃ちょっと彼女を真似て(若気の至り)、耳が出るほどのベリーショートにした。
内田さんには似ても似つかないけど、顔も中身もあまり女の子らしくなかった自分には性に合って、気に入っていた。

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ショートカットの系譜はもっと昔から、脈々とあったんじゃないかと思う。
昔の映像をみていると、山口百恵さんや森昌子さんが、デビュー当時はショートカット。そして意外なところで(?)研ナオコさん。コミカルなイメージの強い研ナオコさんだけど、彼女の髪型含めたファッションは、意外と同世代女性に評価されている(私の周囲調べ。団塊世代女性、意外とモード系好き説)。
おしゃれのいちジャンルとして「ボーイッシュ」が大いにアリだった。

しかしそんな市民権を得ていたはずのショートカット、いつの間にか消えていませんでしたか。
いや、消えてはいないんだけど「ショートカット」自体が、かなり長めの設定になってしまった。あのショートカットの申し子・広末涼子さんでさえ、耳は隠れる長さだったと思う。

他には、「Be Together」の頃の鈴木亜美さんとか、AKB全盛期の篠田麻里子さんが、ショートといわれていた。もっと昔だったら、ショートじゃなくて、ボブといわれていた長さ。

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ここ20年ほど、女性の髪型がすごくフェミニンに傾いた。ショートでもミディアムでもロングでも、とにかくマイルドなイメージ優先の、ゆるふわフェミニン。
「ボーイッシュ」がいつの間にか、ナシになっていた。

そして、かつてショートカットといわれた髪型(バシッと耳を出したベリーショート)は、夏木マリさんとか蓮舫さんとか和田アッコさんとか、確固たる主張、スタイルを持つ人だけに!

そこに凡人が食い込む勇気もなく。誰もが、ゆるふわフェミニンを選択せざるを得なかった・・(大げさ)

でもゆるふわフェミニンなスタイルは、実は人を選ぶ。奈緒さんとか優香さんとか、ああいうふわっと優しげな顔立ちの人に合う。流行りのカラー診断でいえば、「イエベ」の人。
ふわっととか優しげとかそんな要素の乏しい、私のような「ブルベ」の人には、もうちょっと別な選択肢がほしい。

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と、いうところに、メンズカットと名前を変えて、ショートカットがおしゃれにリニューアルしたと。なんだかうれしくなった。若者だったらやってみたかったな。

主張のないミドル女性の私でも、さらりとメンズカットにできる時代、来るかな。来ないかな。でも、メンズカットって名称は抵抗あるから、別名がいいな。

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