#本日の餃子情報です とは
「#本日の餃子情報です」は、餃子好きのディレクター、編集者、エンジニア3人組による「餃子をファン目線で愛でる」活動です。
当初は、Twitter上で「#本日の餃子情報です」というハッシュタグとともに「その日食べた餃子の紹介」をするだけの活動でしたが、活動開始から1年が経ち、メンバー同士である想いが生まれました。
それは、僕たちが愛して止まない餃子のお店を「地図にしたい」ということ。
そこで新たに、お気に入りの餃子を誰かの主観で物語るnoteマガジン「Gyoza Stories」と、僕たちとみんなでつくる「Gyoza Map」及び、僕たちの活動内容をすべて集約したポータルサイト『本日の餃子情報です』をはじめます。
この記事では、「#本日の餃子情報です」がどんな人間によって運営されているのか、なぜ地図をつくるのかについて説明できればと思います。
(念のため、トータルで3000字程度の文章であることをお伝えします。飽きないように、要所要所で餃子の画像を挿入してみました。餃子だけでも見て行ってくださると、嬉しいです)
#本日の餃子情報です のはじまり
はじめは、ただ餃子が好きで食べていただけでした。都内のおいしい餃子を調べては、3人で食べて、またお店を調べて、の繰り返し。そうなってくると、必然的に餃子を食べる頻度が増えていきます。なぜなら、餃子ってマジでうまい、かつ飽きないからです。
餃子の会が定期開催となったので、次のステップとしてきちんとログを残すことにしました。それが、ハッシュタグ「#本日の餃子情報です」。この頃には、3人で集まるとき以外にもそれぞれが勝手に餃子を食べに行き、家でも餃子をつくるなど、さまざまな餃子情報が投稿されるように。でも決して玄人ぶらずに、あくまでただの餃子好きとして、ファン目線で餃子の魅力を伝えていく発信です。
このハッシュタグを始めてから気づいたのは、「みんな、餃子が好き」ということ。さまざまな人から、「一緒に餃子を食べたい」という声や「ここ本当においしいよね」という引用ツイート、僕たちのツイートを参考に餃子を食べに行ってくれる人、しまいには「こんな人と餃子を食べに行きたいんだけど、おすすめの餃子屋を教えてほしい」といった相談まで届くように。
考えてみると、餃子を嫌いな人というのは珍しいのではないかと思います。もちろん、苦手な人もいるとは思うので、無闇やたらに「餃子は最高の食べ物だ」と言うつもりはありません。それでも、餃子って最高だなと思うんですよね。だって、ラーメン屋でも、中華屋でも、餃子専門店でも、そして居酒屋にだって餃子は置いてあるじゃないですか。これだけのお店で食べられるのであれば、おそらく全国どこに行っても食べることができるはず。ということは、餃子さえ好きであれば、全国どこでも好きな食べ物を食べることができるということなんです。おかげで、食に困ったことはありません。
もう少し餃子の話を続けると、僕たちは餃子を「コミュニケーションの起点になる食べ物」だなと思っています。想像してみてほしいのが、大皿に乗って円形に並べられた餃子。
友達と、このお皿を囲む。箸を持ち上げ、ちらりと視線が合う。ある者は小皿に自分好みの比率でタレをつくっている。ある者は「誰が最初に餃子に手を出すのか」様子を見ている。ある者は「この大皿の餃子をどこから崩すのか」獲物を狙う目で吟味している。何か始まりそうじゃないですか?
タレの派閥バトルもあります。個数が決まっているので、取り合いや譲り合いも発生するでしょうし、だったらもう1皿頼めばいいだろう、なんてブレイクスルーが飛び出すことも。いずれにしても、コミュニケーションが生まれる余地が実にたくさん詰まった食べ物だなあと、僕たちは餃子を食べるたびに思っていたのです。結局、僕たちは餃子をみんなで囲んで食べるのが好きなだけなのかもしれません。
ということも踏まえた上で、「#本日の餃子情報です」のハッシュタグは、誰でも好きに使用していいことにしています(そもそも使用権とかもないので当たり前の話ですが)。これによって、僕たち以外の方も餃子ツイートをしてくれるようになり、「僕たちの知らない餃子を知ることができる」という、ある種の集合知的な役割も果たしています。さらに嬉しいことが、それぞれのツイートから「この餃子どこの?連れてってほしい」「俺もここ好き」といったコミュニケーションが生まれていること。これだけでも、この活動を続けてて良かったなと思っています。
なぜ地図をつくるのか
さて、散々引っ張ってきた「なぜ地図をつくるのか」ですが、それは「僕たちが欲しかった」「情報をきちんとストックで残したい」が答えです。一つずつ説明します。
①僕たちが欲しかった
世の中にはこれほどまでに、飲食店検索サービスがあふれているのに、餃子だけに特化した検索サービスはありません。何を当たり前なことを、と思うかもしれませんが、この話は先述の「餃子はさまざまなお店で提供されている」ということに起因しています。つまり、餃子はさまざまなお店で食べることができる一方で、どんなに美味しい餃子であっても餃子専門店でない限り、その飲食店の評価は餃子の味に対する評価ではないということ。ラーメン屋の餃子がうまくても、お店のメインはラーメンなので、そのお店の評価はあくまでラーメンの評価なのです。僕たちはあくまで、餃子が食べたい。
そこで、餃子に特化した検索サイトをつくろうと考えた、というところまでが前提の話です。ここから、実際に餃子を食べに行くシチュエーションについて考えていきました。
これは餃子に限らない話ではあるのですが、お店を探すときに一番多いのは「場所だけ決まっていて、お店が決まっていない」状況じゃないかと。「みんなが集まりやすいターミナル駅で、とりあえず集合」や「相手の家と自分の家の、ちょうど中間地点でご飯を食べる」「ちょうどぽっかり時間が空いたから、現在地の近くで良いお店を探してる」というシチュエーションって、結構ありますよね。
場所ありきでのお店の探し方。その答えとしての「Gyoza Map」です。「Gyoza Map」の使い方に関しては、別記事にて説明します。
②情報をきちんとストックで残したい
普段、僕たちが発信している「#本日の餃子情報です」というハッシュタグは、いわゆるフロー型の情報なのでタイムラインに表示されている間だけは読まれますが、時間が経つにつれて埋もれてしまいます。
せっかく素敵な餃子とたくさん出合っているのに、流れていってしまうのは寂しい。そんな思いから、情報を蓄積していける場所でストック型のコンテンツを残すことにしました。
「Gyoza Map」には、お店の住所と餃子のビジュアルや情報だけでなく、このnoteアカウントで更新する「Gyoza Stories」も掲載。紹介する餃子を誰かの主観で物語る文章です。各メンバーが本業の隙間を縫って更新していくので、「Gyoza Map」の更新スピードには追い付けていませんが、定期的に各餃子のストーリーを執筆していきます。
さいごに
誤解がないようにお伝えしておくと、僕たちは餃子の味の優劣や評価をつけたいわけではありませんし、実際に食べるときにもあまり気にしません。紹介する餃子は、すべて自分たちが食べた餃子であり、その上でお気に入りだからこそおすすめをしています。ですが、その中で優劣をつけたいわけではないということだけ、ご理解ください。
さいごまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
「本日の餃子情報です の使い方」の記事はこちら
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