総括したがり

年度末です。

年末はその年の総括、年度末はその年度の総括、誕生日はその歳の総括、人は何かと総括をしたがります。私の周りだけなのかもしれませんが。

一般人として生きている人の総括に面白みも重大ニュースも何もありません。

言ってしまえば健康、逮捕無しで過ごせただけで充分です。

しかし、昔、曽祖母が普通に生きるのが1番難しいと言っていました。それも全くもってその通りです。むしゃくしゃすることや自分の意図していないことが起きてしまうことはこれまたしょうがないことなのだとも思います。

また、人生は現状維持が1番の衰退だという人もいます。それも否定は出来ません。

話がとっ散らかってしまっています。

つまり、普通に生きるということは山あり谷ありかつ警察にお世話にならないかつ、健康に過ごせるという3つの丸を満たすということになります。

これは難しいです。この3つはパラメータが別だからです。

山あり谷ありは他人というパラメータ、警察にお世話になることはある意味自分というパラメータ、健康に関しては運のパラメータがあると思います。

3軸動かすのは正直厳しいです。3つのパラメータのうち、少なくとも2つは自分ではどうしようもないことですから。


それを人は無意識のうちに理解しているからこそ、総括をするのだと考えます。自分はパラメータをこの1年間動かしたぞ!という自己表現を年に多くて3回行うことで反省と顕示を行っているのではないでしょうか。

運の要素が強すぎることが占いやおみくじという文化や風習が廃れない一つの要因なのかもしれません。

形の無いものに縋るというのもそれが大きく関係しているのでしょう。

分かりませんが。

卒業される方や誕生日の方にはおめでとう。と思いますし、年末にもおめでとうと思います。もちろん社会人として年度末には1年間どうにかこうにか乗り切った。マジおめでとう。尊敬。とも思います。

おめでとうが出るタイミングで人は自分を振り返るのでしょう。

来年度もすぐそこに迫ってきたので気負わずのんべんだらりと生きれたらと思います。
総括。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?