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行政書士試験記述式の予想問題を作成してみた8(民法)

前回の、行政書士試験記述式の予想問題を作成してみた7に続き、今回も予想問題を投稿していきます。今回は債権(契約)になります。
過去に出題された記述式を確認すると、債権法の分野は出題頻度が高いといえます。よって、しっかり勉強しておきましょう。
:お手元に六法全書をご用意ください。ご用意できない場合はこちらをどうぞ→e-Govポータル https://elaws.e-gov.go.jp/


予想問題一

問題
 
Aが所有する自動車を友人Bが大変気に入っており、譲ってほしいとの依頼を受けた。Aはちょうど新しい自動車に買い替えを検討しているところだったのでこれを了承することとなり、代金の支払いは後でいいということで支払期限を特に定めず自動車を先に引き渡した。
 その後、2ヶ月ほど過ぎてもBからの支払いがなかった。業を煮やしたAは10月25日に「本年11月30日までに自動車代金の支払いをしてください。」と電子メールを送信した。それに対して、Bより了承の旨の返信があった。しかし、11月30日を過ぎてもBは支払いをしない。
 この状況に、Aは契約を解除して自動車を返して欲しいと考えている。Aは契約を解除することができるのか。理由も添えて結論を40字程度にて記述しなさい。

記述枠
記述枠

解説と解答

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