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行政書士試験記述式の予想問題を作成してみたα8(民法)

前回の、行政書士試験記述式の予想問題を作成してみたα7に続けて、行政書士試験記述式の予想問題を投稿していきたいと思います。
今回は親族・相続となります。このような家族法の分野は、つい敬遠しがちになりますが、過去の出題もそれなりに多いですし、総則・物権・債権を通して親族・相続を絡ませた出題もありますので、しっかり勉強するに越したことはありません。
それでは解いてみてください。
:お手元に六法全書をご用意ください。ご用意できない場合はこちらをどうぞ→e-Govポータル https://elaws.e-gov.go.jp/


予想問題一

問題
 
借金を抱えているAは、夫Bが長期の海外出張に行っている間に、B所有の甲不動産の権利関係書類を集め、Bに無断で、Bの代理人AとしてCへと甲不動産を売却し、登記も移転してしまった。Cは、必要な書類は揃っているし、ABは夫婦なので代理権は当然に存在するであろうと考え、代理権の不存在を疑うことは無かった。
 そして、海外出張から戻ってきたBはこの事実を知り契約の無効を訴えた。それに対して、Cは甲不動産の自己への所有権帰属を主張した。Cの主張が認められうるのはどのようなときか。「Cにおいては」に続けて40字程度にて記述しなさい。

Cにおいては

記述枠
記述枠

解説と解答

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