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行政書士試験記述式の予想問題を作成してみた4(行政法)

前回の、行政書士試験記述式の予想問題を作成してみた3に続き、予想問題を作成してみました。
今回は、地方自治法国家賠償法になります。行政法は行政事件訴訟法や行政手続法の勉強が主となりますが、このあたりも出題される可能性は十分あります。なので、しっかりと押さえておきましょう。
それでは解いてみてください。
注:お手元に六法全書をご用意ください。ご用意できない場合はこちらをどうぞ→e-Govポータル https://elaws.e-gov.go.jp/


予想問題一(地方自治法)

問題
 
A県道路交通施行細則において、「許可なく道路において競技会、踊、仮装行列、パレード、集団行進等をすることを禁止する」という条例が施行されているが、これは、法律である道路交通法77条1項4号に規定される範囲を超え、地方自治法14条1項の「法令に違反しない限りにおいて」に抵触するのではないかという意見がある。
 この点について、判例は「条例が国の法令に違反するかどうかは、両者の対象事項と規定文言を対比するのみでなく、(  )これを決しなければならない。」という基準を示している。
 (  )内にあてはまる言葉を40字程度で記述しなさい。

参照条文
道路交通法第七十七条
 次の各号のいずれかに該当する者は、それぞれ当該各号に掲げる行為について当該行為に係る場所を管轄する警察署長(以下この節において「所轄警察署長」という。)の許可(当該行為に係る場所が同一の公安委員会の管理に属する二以上の警察署長の管轄にわたるときは、そのいずれかの所轄警察署長の許可。以下この節において同じ。)を受けなければならない。
 前各号に掲げるもののほか、道路において祭礼行事をし、又はロケーシヨンをする等一般交通に著しい影響を及ぼすような通行の形態若しくは方法により道路を使用する行為又は道路に人が集まり一般交通に著しい影響を及ぼすような行為で、公安委員会が、その土地の道路又は交通の状況により、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図るため必要と認めて定めたものをしようとする者

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記述枠

解説と解答

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