横尾忠則現代美術館に行きました

こんばんは。
タイトルの通り、横尾忠則現代美術館に行ってきました。
この美術館の存在は知っていたのだけれど、大学~社会人2年目くらいまでを過ごした神戸エリアを、転職・引越しによって離れてから、行くタイミングを失ってました。久々に出向くと、あっちのほうは緑が多くていい場所やなあ。住まれへんとは思うけど、居心地がいい。
最寄り駅は王子公園駅。王子動物園のある駅。パンダはもちろん、駅からも見える遊園地エリアの観覧車が好き。実はそう、っていう人も多いんちゃうかな?

横尾忠則さんは名前と、三叉路と、けばけばしい色合い、女の人の「あー」って顔の絵の印象だけで、作品をじっくり見たことはなかった。
2・3階が主に絵の展示スペースで、大きな絵と中くらいの絵もありました。たまに写真。
横尾さんは「WITH CORONA」という企画をされてて、過去の作品に、舌を出した口の描かれたマスクを登場させて展示をされていました。最初は「おっ」と思うんだけど、サブリミナル効果のように、徐々に付けてないほうが不自然に感じるというか。まさにコロナに侵された現在みたいで、ああこういうことなのかと思った。
写真の人物にマスクを着けて展示をしているものもあった。元々はどんな表情だったんだろうと思う。本来は捉えられたはずの表情が見えない。マスク必須の日常に潜んでいるものに、改めて気づかされた。すごい企画。

絵を見ていると、別のことを考えてしまう。
絵を見なさいよ(笑)
開館と同時に入場したので、隣に人がいない状態で絵を見ることに没頭できた。人がいるときは、近くに人がいない絵から見た。
鑑賞しながら短歌のアイデアを思い付いたら、メモした。
見直すと、絵画の世界からインスパイアされたアイデアはなくて、うーん、ちょっとガッカリしたかも?ほとんど、絵を見てる時思ったこととか。
もっと修行したらできるようになるかな。できる日が楽しみ。

絵を鑑賞しながら、なんで人間は絵を描いたり、歌を歌ったり、詩を書いたりするんかなーって、漠然と思いました。あと、才能の有無についてとか。
自分の短歌も、絵画みたいに展示されたらいいのになって思うけど、どんな方法があるだろう。紙に書いて、絵と同じように飾るのは違う。投影するのも違う。頭の中だけで想像してるのが一番きれいかな。

実物の絵を見るの、最高!
何回でも行きたいし、他の美術館にも足を運びたい。
ネットの画像とか全然あかんわ。

美術館を出てから、近くのカフェを回りました。お料理もおいしいし、景色もよかった。贅沢な1日だった。

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