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ヒット曲分析#07 ドレミは強い!?

AI作曲アプリAmadeus Code開発時にヒット曲を学習データとして分析。その中で気づいた点をシリーズで公開していく「ヒット曲分析」。今回はメロディで使われている音について分析してみたいと思います。まずは下記の3曲のメロディを聞いてみてください。

The Middle - Zedd / Happier - Marshmello / Yummy - Justin Bieber

この音源では分かりやすく、3曲のキーをCにそろえてあります。タイトルにもあるようにドレミ(ミレド)という音階が多く使われているのが分かると思います。

Tonal Center

音楽用語にTonal Centerというものがあります。これは曲の中心となる音のことです。一般的には「ド」がこれに当たる場合が多いです。曲の中心となる音なので、他の音に比べて安定感があります。曲の最後は「ド」で終わるとしっくりくるので、皆さん体感として「ド」の安定感を知っていると思います。

ドレミは強い

Tonal Centerの「ド」に安定感があるのが分かったと思います。それに繋がる「ドレミ」という音階もとても自然で歌いやすいですし、聞いている方も馴染みがあるのでしっくり来ると思います。もちろんそれだけでは飽きてしまいますが、ドレミという音階は力強さがありますので、ここぞというところで使ってみると力強いメロディの曲ができるかもしれません。

メロディのリズムにはこだわって

今回紹介したヒット曲はどれもメロディのリズムは16分音符の裏拍や三連符を使ったこだわりを感じます。メロディの音階はシンプルに、リズムはこだわって作るとヒット曲に近くのではないでしょうか。

コード進行

参考に3曲のコード進行を紹介しておきます。キーやオリジナル曲にとらわれないように、あえて度数で表記しました。好きなキー、テンポでコードを鳴らしながら♪ドレミ〜と歌って響きを感じてみると面白いと思います。

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