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ヒット曲分析#06 ハーモニックリズム

AI作曲アプリAmadeus Codeを開発する時に過去60年分のヒット曲を学習データとして分析しました。その中で気づいた点をシリーズで公開していく「ヒット曲分析」。今回はハーモニックリズムについて分析していきます。

Meant To Be / Bebe Rexha & Florida Georgia Line

2018年のヒット曲です。「Monster」Eminem、「In The Name Of Love」Martin Garrix などの楽曲を手がけ、Song Writerとして活躍していたビービー・レクサがメジャーアーティストとして認知されるようになった楽曲と言えるのではないでしょうか。

ハーモニックリズム

ハーモニックリズムとは曲中でのコード進行が変わる速さやリズムのことです。今回取り上げる「Meant To Be」のハーモニックリズムを見てみましょう。

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上はverseのコード進行で、この2小節パターンとなっています。(ちなみにbpmは77です。)それぞれのコードで同じ拍を割り当てていないのがわかります。

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こちらはchorusのコード進行です。コードが少し違いますが、verseと同じ2小節パターンのハーモニックリズムで進んでいきます。この2小節を繰り返した後、5&6小節目で新たなハーモニックリズムが登場します。
ここでは2分音符を連続することでこれまでよりもゆったりとした感じを出しています。そして最初のパターンに戻ります。

ハーモニックリズムも意識して作曲してみよう

作曲時にコード進行を考える時に「次はどのコードにしようかな?」と考えるだけでなく、ハーモニックリズムも意識をしてみると、いつもと違った曲が出来るかもしれません。是非試してみてください。


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