【観戦記番外編】ユヴェントス対チームKリーグ(ユヴェントス9連覇記念)
はじめに
こんばんは。
ユヴェントス、セリエA9連覇本当におめでとうございます。サッリさんイタリア初タイトルおめでとうございます。
ラツィオの躍進、飛ばし屋アタランタの存在で今年は特にヒヤヒヤもののシーズンでした。しかし選手を替え監督を替えてもスクデットを取り続けるというものは、やはりユヴェントスという「集団」がシーズンを通して強くいる術を知っているからということでしょう。これがユヴェントスという「ブランド」なんだと思います。
そんなユヴェントスは、ちょうど約一年前、今シーズンの開幕前にアジアツアーを行いました。残念ながら来日はありませんでしたが、お隣韓国ではKリーグ選抜との親善試合が開催されました。ロナウドが試合に出なかったことで裁判だなんだとなって一躍話題になった試合です。
開催が発表された当時、「韓国とかイタリアいくよりめっちゃ近いし安いやん!」とか考えた私は、軽い気持ちでPeachのチケットを購入し、その後さまざまな困難を経験しながらも、現地観戦してきました。
今回はその一年前の思い出を、忘却と戦いながら記憶を遡らせ、写真を中心に記録しようと思います。
試合概要
開催日時:2019年7月26日20:00キックオフ予定、ユヴェントスチームの遅刻により21:00過ぎキックオフ。
会場:ソウルワールドカップ競技場(収容人数66,704人)スタジアムについては後述します。
チームKリーグ 知っている選手は、GKチョヒョヌ(ロシアW杯韓国代表正GK)、ブラジル人ウインガーで山雅のセルジやパウリーニョと仲のいいチェシーナ、一時アーセナルにいたパクチュヨン、マリノスから済州に期限付き移籍していたユンイルロク、そして元山雅戦士、キムボギョンがいました。
ユヴェントス 今年の優勝メンバーも数人スタメンにいました。シュチェスニー、デリフト、ルガーニ、ピアニッチ、イグアイン。また離れていってしまった選手も。キャプテンマークを巻いたマンジュキッチ、ジャン、カンセロなど。サブには挙げるにはキリがないくらい豪華なメンバー揃ってました。そう、クリスティアーノ・ロナウド。監督はもちろん肺炎になる前のサッリさん。
スコア:3-3のドロー。一時は1-3と2点のビハインドでしたが、なんとか追いついてのドローでした。なんか点が多く入った割にイマイチゴールシーンは覚えていません。イグアインがかなり調子よさげでした。ベルナルデスキとピアニッチ、エムレジャン、マンジュキッチのプレーはよく覚えています。
ハイライト
ロナウド欠場騒動
この記事を見ている方でこの話題を知らない人はほぼいないと思うので、欠場騒動で起こっていたスタジアムの雰囲気について思い出してみます。
要するにイベント主催者は「クリロナ出るから来てや」的な謳い文句で「クリロナぐらいしかわかんねーけど観に行くわww」な若者を呼び込んだんですよね。でも肝心のパンダさんが出なかった。その「なんかわからんけど来ちゃった層」で構成された「なんかよくわからん試合観ている」人に囲まれるスタジアムの雰囲気たるや異様なものでした。しかも何言ってるかわかんねーし。
試合中スクリーンにしつこいくらいパンキーナにいるロナウドを映し、その度にスタンドがどっと沸く。しかしいつまで経ってもロナウドがアップ始めない。
するとどこからともなく「ローナウド!ローナウド!」コールが試合そっちのけで響き渡る。あのー、試合出てないんですけど。。
後半過ぎから、あれ、、なんかロナウド準備せんぞ??みたいな雰囲気になってくる。はよ準備せえやとしつこく映すカメラとその度に試合そっちのけで沸く客席。
「なんかよくわからんけど来ちゃった層」が最後に取った行動は「メッーシ!メッーシ!」。もうこれが決定打でした。映るロナウドは明らかにイラついていて、逆にみんなで弄って怒らせて沸いているようでした。
何言っているかさっぱりわかりませんでしたけど、やっぱり大半はユヴェントスよりクリロナ見たさで来ていたんだと思います。
イタリアの反応
ソウルで主催者が観客への釈明に追われ、Kリーグ会長がユベントスに抗議の書簡を出し、警察が詐欺容疑の告訴状を受け取っても、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』ではたった1行にもならなかった。
また、45分出場契約事項については
本来、契約内容は機密事項で外部に漏らすことはタブーだ。ユベントス側に漏らすメリットはないし、主催者が契約内容を表沙汰にしたこと自体、重大なビジネスマナー違反にあたる。怒るとしたらユーベ側の方だ。
というわけで主催者側の準備不足をユーヴェとロナウドになすりつけようとしていたわけです。一年たった今見てもしょうもないニュースですね。
前置きはここまでにして、現地で撮った写真を紹介します。
スタジアム外の写真
はやめに着いちゃった
スタジアムは地下鉄6号線「ワールドカップスタジアム駅」降りてエスカレーター登ると目の前。こんなに駅前のスタジアムは日本中探しても鳥栖くらいなものです。長居よりも近いぞ!
大盛況のユーヴェユニショップ
スタジアムの外はスタグルの屋台やテントショップが並び、推しのKリーグのユニを着た人やユーヴェのユニ、とりあえずなんでもいいからサッカーのユニ着ておけばええやろ的な人までいて、さながら”フェス”のような楽しい雰囲気に包まれていました。
やつらがいる。。なつい。。。
試合までかなり時間があったので、スタジアムに併設されているワールドカップミュージアムに行きました。
ワールドカップミュージアム
試合チケット見せると割引されます
歴代ユニ
私写っていたので。
初めて買ってもらったサッカーのTシャツはマリノスの安貞桓でした。
アルウィンでゴールにぶち込んでからのボルドーへ渡ったウィジョ。
レプリカ持てます!山雅優勝や!
まさか韓国で今井見るとは思わんかった。しかもやられてるし。(内心沸いた。)
スタジアム併設ショップ
スタジアムにはミュージアムだけでなく、ショッピングモールや映画館、FCソウルのオフィシャルショップもあり、巨大スタジアムをこれ以上ないくらい有効に使っています。ダイソーやゲーセン、服屋にフードコート、スーパーやジムもありました。
マフラー買いました。
スパイダーマンとアラジンやってました。
いよいよ開場!
こんなガバガバな入場初めてでした。螺旋状の坂の上にあったゲートは、入場者に対して整理するバイトの人数が全く足りておらず、バイトの子はチケ一瞥で次々に通していました。
QR読み込みもクリアしていよいよ中へ!!
スタジアム内の写真(試合前)
親切なバイトの子に席まで案内してもらいました。でけえ!
みんな関係ないチームのもの身につけてんだからわしは松本山雅や!!
J1やぞ!!!(2019年当時)
辛い物と飲み物たくさん売っていました。日産スタジアムや味の素スタジアムみたいにコンコースに売店が点々とありました。
いつまで経っても試合どころかアップも始まらず、ガランとしてるピッチ。そわそわしている観客。実際はスクリーンにユーヴェが遅刻しているってアナウンス出てたみたいなんですけど、そんなの読めない何言ってるかわからない私は「この虚無の時間はなんや!?!?開始時間やろ??試合やるんか!?!?!」と軽くパニクっていました。
そして雨である
スタジアム内の写真(アップ)
選手たちが入ってきました!!
ユンイルロクやパクチュヨンが見えます
イグアインやマンジュキッチは目立ちます。
スタメンCBコンビを組んだデリフトとルガーニ。
試合中いい連係を見せていたベルナルデスキとピアニッチ。
マンジュキッチしか勝たん。
ロナウドがベンチに来ました。囲みすぎw
スタジアム内の写真(試合中)
いよいよキックオフ!
エムレ・ジャンはキレキレでした。
ブッフォンにマテュイディ、ボヌッチ...!!たしかラビオも入りました。
ロナウド出ません!!!
めっし!めっし!ギャハハハ!!
ボヌッチ
初めてブッフォンのプレーが見れて超嬉しかったです。イタリアで観たサンプ戦はターンオーバーでネトが先発だったので。
帰ります
帰りの地下鉄はとんでもなく密でした。日本の大規模イベントでよくある規制退場や駅の規制入場がないので駅になだれ込んできて超カオスでした。日本のイベント運営の有難みを感じた一日でした。
やっぱ一年経って思い出してみても刺激の多い遠征でした。日本からチケット買えなかったり、試合が始まらなかったり、ロナウドでなかったり、いろいろありましたが。
普段山雅ばっかり観ていると、この規模のスタジアムに、この人数の観客(パリピみたいな客層は別として)、この規模の試合に足を運ぶことはなかなかないので、面白かったです。なによりユヴェントスのスターたちのプレーが生で観れたことが幸せでした。
一年前を振り返って
せっかくだしJKみたいにチーズホッドグとか辛いトッポギとかつまみながら試合観ればよかったなー。なんかガチりすぎて満身創痍だった思い出。言葉わからないんでしょうがないですけどね。何人かに話しかけられて言葉わかんなくてごめんねしたんですけど、今思えばスマホとか使ってコミュニケーションとってみたらもっと思い出ができたかもしれません。
いつかまたこの規模の試合が開催され、観戦しに行ける日が来ることを祈ってこの観戦記をおしまいにします。ありがとうございました。
おまけ
ダーヴィッツさんとトレゼゲさん
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