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クアラルンプール旅行記 最終日

2/27火曜日。

現地滞在は最終日。

この日の大まかな日程は以下の通り。

午前 バトゥ洞窟
昼過ぎ KLタワー
午後 ムルデカ広場→セントラルマーケット
夜 クアラルンプール国際空港、帰国

セランゴールにあるバトゥ洞窟はGrabで行き、それ以外は徒歩で周った。帰国の途、クアラルンプール国際空港までは電車を乗り継いで向かった。

帰国の便は、25時発なので、最終日も目一杯観光できた。ただ、流石に蓄積した疲れがたまっていたので、クアラルンプールの観光は少し早めに切り上げた。


クアラルンプール観光 2日目

ホテルの朝食は、ビュッフェ形式。前日マラッカで食べれなかったナシレマを自分で盛って食べた。

チェックアウトを済ませ、荷物をフロントに預け、バトゥ洞窟に向かう。Grabで約840円。約30分ほど。


10:20 バトゥ洞窟

灼熱のスピリチュアル

マレーシアの観光の代表的な場所として有名なバトゥ洞窟。山の洞窟の中に作られたヒンドゥー教寺院だ。でかい像が印象的。高さは約52メートル。ウルトラマンとほぼ同じサイズだ。そう考えるとウルトラマンが若干小さいような気がしなくもない。

階段を自力で上がっていく。熱心な信者は裸足。あとミニスカートは禁止。


猿が図々しいので注意。
ツインタワーなどクアラルンプールの高層ビルが見える


洞窟内部は若干涼しい

階段を上がり切ったところは2階層になっていて、内部の広い場所と、吹き抜けの2か所に礼拝堂がある。神聖・厳かという言葉が当てはまるような、かなり神秘的な場所だ。

陽ざしが綺麗に入ってくる

来た道を戻る。スピリチュアルと書いたが、この階段を登り切ったところには普通に土産物屋が数店舗あって、像のフィギュアなどが買える。

使者である牛を大事にしていること、色遣いが強めなのがヒンドゥー教。塗り直しするとき大変そうだ。


クアラルンプールに戻る車内にて

クアラルンプールに戻る際もGrabを使用した。
しかしバトゥ洞窟はタクシーが敷地内に入ることができないため、目の前の一般の道路に列になってしまう。なかなか配車した車を見つけられなかったので、Grabを介して電話がかかってきて何とか見つけることができた。
しかしそのせいか30円ほど手間賃ぽいものを取られた。

そのGrabの車内では、ラジオがかかっていて、ルセラフィムのPerfect Nightがかかっていた。シンガポールではCrash AdamsがGrabのラジオで流れていた。いまでもその曲を聴くと、当時のことを思い出す。

バトゥ洞窟の入り口で同じFUJIFILMユーザーとカメラ談義したこととか、運ちゃんとトラブったのも今ではひとつの思い出だ。


旅先で知っている曲を耳にすると、曲と景色が結びついて、あとで聴くとその当時の情景が思い浮かぶこと、あるある。


12:20 KLタワー

なぜかインド人だらけのKLタワー

次に向かったのは、KLタワー。KLとは、クアラルンプールの略だ。これはマラッカのホテルのおにいさんが絶賛おすすめしてくれたので行くことにしたという経緯がある。

一階の券売所でチケットを購入。KLタワーの展望台は約1,939円、このレッドブルは約135円だった。

KLタワーは、高さ421m。電波塔の中では世界第7位、東南アジアでは第1位だ(世界一は東京スカイツリーの634m)。デザインは非常にシンプルで、京都タワーに似ている。

東京スカイツリーを撮るインド人を撮る日本人
と思ったらめっちゃインド人いた

ちっちゃいおじさんが「どこから来たの?日本!?おれはインドだよ!」と教えてくれた。

ツインタワーと高層ビル群。
バトゥ洞窟の像が辛うじて見える

遠くを見ると山に囲まれているのがわかるが、どこまでも街が広がっている。正直クアラルンプールをナメていた。先進国か途上国かは別として、超都会だ。


14:00ころ ムルデカ広場~セントラルマーケット

最後の力を振り絞れ

KLタワーからムルデカ広場まで、Grabで行ってもよかったが、せっかくなので歩いていくことにした。

歩くことは時間と体力的にはコスパが悪いかもしれないが、その分景色の記憶が濃くなる。結局40分くらい歩いた。

ちなみに最寄り駅はマスジット・ジャメ駅だ。

コンビニで買った"Ayataka"


マスジット・ジャメ
スルタン・アブドゥル・サマド・ビル
正面から

マレーシアの独立宣言が行われたのが、このムルデカ広場。大きく国旗が掲げられていて、その周りには各自治体の旗もある。

この日は確か気温が40℃近くあった。かなり汗だくになったのはよく覚えている。水分補給が効いていた。


15:00 セントラルマーケット

クアラルンプールの中野ブロードウェイ

時刻は15時過ぎ。Ayatakaで水分補給は出来ていたが、さすがに空腹が限界を迎えていた。
ムルデカ広場からさらに歩いてクアラルンプール最大のセントラルマーケットに行き、どういうわけかフードコートで今回の旅において2回目の鶏飯を食べた。シンガポールと食べ比べをしたかったのかもしれない。約287円。

屋内施設2階建てのセントラルマーケットでは主に家族親戚へのマレーシア土産を買った。なまこ石鹸やプラナカンタイルなど個性的なお店もいくつかある。
お土産自体もシンガポールと比べると安く、色々買ったが1,000円行っていない(高いもの=かさばるものを避けているというのもあるかもだけど)。

ここでリンギットがなくなってしまったので、いちおう日本円2,000円を両替した。「JAPANYEN」を聞いた隣のカウンターのチャイニーズ系おじいさんから突然話しかけられた。

「これ日本では今も使っているかな?」

いつのやねん!!

とっさに「もう今はコインになってるから使えないよ!」と言ってしまった。

でもよくよく調べたら、いちおう日本では現在でも使えるらしい。(海外の両替で使えるかは知らん)

お金に困っている感じはなかったけど、どういういきさつでそんな昔の自国ではない通貨の両替をしようとしたのか本当に謎だが、記念に紙幣を撮らせてもらった。


17:00 帰国の途

もう少し観光してもよかったかもしれないが、やれるようなことはだいたいやったような気がしたので、早めに空港に行くことにした。とはいえ、ただGrabで行っても面白くないので、電車を乗り継いで行ってみることにした。

セントラルマーケットからSWISS GARDEN HOTELまで歩き、最寄り駅のRapid Hang Tuah駅から2回乗り換えてクアラルンプール国際空港に向かう。


日本の失敗

Rapid Hang Tuah駅のすぐ隣にららぽーとがあった。このららぽーとが、なんとも衝撃的だった。

中はびっくりするくらいガラガラで、一部平日の昼間は開けていない店もあった。マレーシアの有名なチョコブランドBeryls'の店があったので、お土産に購入した。

このガラガラららぽーとについては、以下の記事にまとまっている。

手前にあるのが刑務所時代のものと思われる

エキスポシティや鴨居、豊洲などを見てきた私にとっては衝撃的なガラガラ度合いだった。


マレーシアで初の電車

マレーシアの電車は、シンガポールとは違いVISAのタッチで乗ることができないので、自動販売機で切符を購入した。この自動販売機がなかなか曲者で、結構てこずった。おもちゃのコインみたいなのをタッチすると、改札が開く。出るときはそのコインを改札の投入口に入れると開くという仕組み。


一回の乗り換えを経てBander Tasik Selatan駅に到着。クアラルンプールも東京と同じで仕事帰りの時間帯は混むし、くたびれた顔になっているんだなとわかってなんとなく親近感が沸いた。日本人だけがくたびれているわけじゃない。


この駅は、マラッカからクアラルンプールにバスで来た時の駅だった。この駅は地方からバスを使ってクアラルンプール国際空港に向かう人に重宝されているのだろう。
前日はGrabを使ったところに電車で戻ってくるあたり、馴染んできた気がした。写っているのが空港へのアクセス特急。

約40分ほどでクアラルンプール国際空港に到着。途中のプトラジャヤで降りてモスクに行ってみようかとも思ったが、まあ大多数の観光客が日本人だというし、結構いろんな場所でモスクを見てきたのでパスすることにした。


クアラルンプール国際空港

早く着きすぎたが、残りのお金でドリアンのお菓子を買ったり、晩御飯を食べたり、ぼーっとしていたら、割とすぐに搭乗の時間になった。出国審査では、すごい元気なゼミ旅行みたいな女の子たちがいっぱいいて、それに混じる髭面おじさんとなった。


女子大生たちは同じ飛行機ではなかった。ほとんどの乗客がチャイニーズ系だった。隣のファミリーのキッズがずっと咳をしていたことがなんかいやだったが、眠ることも出来たし、だいたい帰りの方が時間が経つのが早いので、そこまできつくなかった。


航空会社 Batik Air
時間 KUL 2/27 23:30 - NRT 2/28 7:05
料金 43,559円
機内食なし(缶のコーラ買った)


まとめ

シンガポール、マラッカ経由、クアラルンプールを約5日間にわたって旅をした。アドレナリンがずっとでていたせいか、思ったほど疲れを感じることはなかったが、マラッカの一部の場所を除いて、総じてかなり安全だ。クアラルンプールのブキッビンタンは、「Cyberpunk2077」のナイトシティを彷彿とさせる。
物価はシンガポールは高いが、マレーシアは安い。人の雰囲気もマレーシアの方が好きだ。観光のしやすさは、場所が凝縮されているのでシンガポールの方がおすすめ。ただマレーシアでもGrabを使えば安価でワープできる。料理はさほど変わらないが、安さで言えばマレーシア。

美味い安いを求めて、またどこか東南アジアを旅してみたい。



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