JASRACの楽曲使用料の算出がキャパで計算される件について、仕入れとしては当たり前の計算かと思います

まとめ

チケットの売り上げではなくキャパでの計算はおかしい、と言うものはJASRACへの反論として良くあるものの一つですが、仕入れとして考えた場合はこれは普通の計算です。何がおかしいのか解らないんですね。

大きな会場を借りた時、チケットの売り上げでレンタル料が変わるでしょうか? 上演されるホールですら売り上げではなくキャパ、面積の計算です。そういう大きなホールでやったが客が入らなかったのは興行側の問題です。

よくネットで発注の個数を間違えて0が多かったというような笑い話はありますが、性質としてはそれと同じで大きなライセンスを求めてしまっただけに過ぎない訳です。

また、これはツイートでも記載していますが虚偽の申告にどう対応するんでしょうか? 興行主が全員善人とは限りませんよね。満席にも拘らず半分しか動員が無かったと主張する事も出来ます。この虚偽の申告をどう調査するんでしょうか? 調査のためにかかる人件費はJASRACが持つことになり、経費は増えます。結果として裁判が増えたとして人員リソースも減る事になり徴収金額が減り、権利者の分配金額が減る事になります。

JASRACは音楽を守れと言う人の主張が往々にして権利者の得るお金の減収に直結するものである点に違和感を拭い去れませんし、要すれば権利者にお金を払いたくないと言うのが本音であるとどうしても感じてしまう箇所でもあります。

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