JASRACの楽曲使用料の算出がキャパで計算される件について、仕入れとしては当たり前の計算かと思います
>使用料の算出が“チケットの売上”じゃなくて“会場のキャパ”で計算される
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) November 1, 2019
それは仕入れリスクですから普通でしょうね。会場側もお客さん何人だから何円というような計算は基本的にしませんし。
分不相応な場所でやる側の問題です。ペイできる大きさでやる感覚が無ければ生き残れませんし。 https://t.co/R54zpFgP19
よくある批判で非常に理解に苦しむのですが、キャパでの計算は何かおかしい事ですか?
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) November 1, 2019
殆どの商売において、どのくらい売れるだろうという試算から仕入れを行い、在庫はリスクとして抱えるものです。
会場選びの際に試算してないんですか?
また、動員人数であれば虚偽の申告に対応しきれません。それこそアナログな世界ですから、ゲストはどうするのか、チケットを買うだけ買って来場しなかった人はどうするのかなどの問題も発生します。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) November 1, 2019
集計間違いのヒューマンエラーも発生しうるものです。
キャパでの算出はシンプルに明白で解りやすい基準です。色々とややこしくなる火種を全て除外した結果です。
— GY.Materials◆7/19 ノルマゼロ 70%バックライブ@西九条ブランニュー (@GYMaterials) November 1, 2019
利用者側もややこしい事を考えずに済みますから便利でしかないと思うのですが……。
動員が少なく赤字になった場合は単に主催者、演者側の問題ですし。それは試算が甘いと言う他有りません。
まとめ
チケットの売り上げではなくキャパでの計算はおかしい、と言うものはJASRACへの反論として良くあるものの一つですが、仕入れとして考えた場合はこれは普通の計算です。何がおかしいのか解らないんですね。
大きな会場を借りた時、チケットの売り上げでレンタル料が変わるでしょうか? 上演されるホールですら売り上げではなくキャパ、面積の計算です。そういう大きなホールでやったが客が入らなかったのは興行側の問題です。
よくネットで発注の個数を間違えて0が多かったというような笑い話はありますが、性質としてはそれと同じで大きなライセンスを求めてしまっただけに過ぎない訳です。
また、これはツイートでも記載していますが虚偽の申告にどう対応するんでしょうか? 興行主が全員善人とは限りませんよね。満席にも拘らず半分しか動員が無かったと主張する事も出来ます。この虚偽の申告をどう調査するんでしょうか? 調査のためにかかる人件費はJASRACが持つことになり、経費は増えます。結果として裁判が増えたとして人員リソースも減る事になり徴収金額が減り、権利者の分配金額が減る事になります。
JASRACは音楽を守れと言う人の主張が往々にして権利者の得るお金の減収に直結するものである点に違和感を拭い去れませんし、要すれば権利者にお金を払いたくないと言うのが本音であるとどうしても感じてしまう箇所でもあります。
YouTubeチャンネル
主催ライブ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?