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社労士24+直前対策完走しました。


完走した感想ですが、

動画は当初想定していたほどは見なかった

元々は社労士24プラス10点アップ講座のようなものを求めて購入したのですが、実際に完走してみると社労士24よりも直前対策演習の方が自分に必要なものだったように思います。試験直後は「連休のたびに必ず1周しよう!」とか思っていましたが、思っていたより動画を繰り返し見ることはありませんでした。

webテストがかなり良い

社労士24は科目ごとにテストがありますが、これが非常に良く出来ていて、トレ問がどのレベルまで仕上げれば良いのかの目安になっていると思います。

動画を見てトレ問を解く、という平凡なレベルでは厳しくて、かなり常軌を逸したレベルまで定着させないと試験ではアウトプット出来ないということが分かる、そんな感じの作りになっていたと思います。

問題のセレクトも直前対策と同様に実はかなり計算されていると思います。

直前対策が芸術的に良い

直前対策は、ぱっと見普通の答練ですが、トレ問で曖昧になりがちなところを丁寧に掬い上げており(初見ではない嫌なところばかり聞いてくる)、それらを5肢択一形式の中に巧みに分散させて組み込むことで、横断整理本やブクマした問題を、本当に試験でアウトプットできるかどうか繰り返し測れるようになっていると感じました。

youtubeで無料配信されている社労士24プラスで例えると、それ自体は動画のみで効果測定は出来ないですが、直前対策講座はそれに対応する問題演習が択一・選択両方全部乗せされているイメージです。射程は合格テキストの細字で書かれている部分を全て問題演習で確認できるくらいの広さがあります。でも決して無理な量ではなく、ギリギリやり切れると思える量になっています(直前対策講座が配信されるまでにトレ問を極めておけば、という前提つきではありますが)。本当に芸術的だと思います。

もし合格したら何らかの教材を作成しようかと考えていたのですが、正直直前対策講座以上のものを作れる気が全くしません。「こういうのあったら良いな」が全て具現化されていました

直前対策は来年も大きくは変わらない?

ところで、恐らくですが、直前対策に収録されている問題は、来年も大きくは変わらないような気がします。

もちろん何問かは法改正や試験傾向の影響を受けて、問題の差し替えがあると思いますが、合格圏にいる受験生が曖昧にしがちな問題というものは、かなり限定されて分布しているような気がします。直前対策講座がそれらを捕捉しようとしているとすれば、例年大きくは変わらないと推測されます。なので、試験勉強に1年以上の期間を予定している人にも直前対策はオススメできます。

直前対策講座とTAC合格テキストの相性は非常に良い

ちなみに、TAC合格テキストの相性は非常に良かったです。

社労士24のwebテストとトレ問でもかなりの範囲(体感8割くらい)を捕捉できますが、直前対策演習で残りの全てが捕捉されました。たった2割でも、テキスト通読だけでアウトプットできるレベルに持っていくのはかなり難しいと思います。これら2割の記載を全て問題を介して認識したことがあるというのは、スゴイ安心感と充実感があります。

直前対策はトレ問の上澄みで構成している側面があると思うのでで、合否が分かれるであろう問題に繰り返し実戦形式で取り組める点も良かったです。

初学者は大原本科テキストが良いと思う

合格テキスト・時間の達人いずれも素晴らしいと思うのですが、合格テキストだとトレ問との対照ページを確認する作業に結構な時間を取られる(もちろん講義動画に比べたら微々たるものですが)ため、素直に大原本科生になってしまった方が良いとも思いました。

大原本科テキストはサンプルしか見ていませんが、答練や模試の参照ページの細かさを見ると、合格テキストと同等か、それ以上の部分もあると思われます。演習にトレ問と直前対策を使うのであれば合格テキストよりはるかに効率的です。1色刷りのようなので赤シートが使えないようですが、そこはあまり問題ではないような気がします。

過去に勉強法について言及してきましたが、今は小細工なしで本科テキストを使用するのが圧倒的最速じゃないかと考えています。

トレ問択一式はアプリでもスキャンでもなく紙がいいと思う

私は去年度の受験から最近までずっとアプリを中心にしてきました。直前に気づいて後悔したのですが、トレ問アプリを解いていると、「数問前のあれってなんだったっけ?」と別の問題と一緒に見合わせるということがかなり難しいです。これはかなり本質的な問題だと思います。

社労士試験は情報の整理が重要だとよく言われます。似た知識を寄せたり切り離したりする作業を脳内で繰り返す必要があると思うのですが、この参照やマッピングの作業が、紙じゃないとほぼ不可能ではないか?ということです。直前対策講座の問題の配列については既に言及しましたが、トレ問の択一問題集もこのあたりが緻密に計算されており、現状のレベルに合わせて周回の都度気づきがある仕掛けになっています。

なお選択式は裁断してスキャンしても良いと思います。

選択式もテキスト参照は必要だと思いますが、それよりも解きまくる方が効果的かと思います。ちなみに、イルカの暗記シートで取り込み、完成文の方にマーカーを引いてフィルターで隠せるようにしましたが、あまり意味なかったような気がします。その時間をもう1周解く時間に当てた方が良かったような気がします。

テキストを持たず、iPad一台だけ持って、一日自習室に引きこもって選択式を全冊やる!みたいなこともやり易いです。split表示で、間のページを抜いて表示できるのも便利です。

ただ多くても3冊くらいで飽きると思うので、紙のままでも良かったような気はします。ページをまたぐことにも意味があると思うので。微妙なところです。

例えば同じ3冊を消化するにしても、
「今日はトレ問選択式を3科目やる!」
とかよりも、
「今日は労基とトレ問択一と選択をテキスト対照を全部やる!」
とかの方が持続可能性があるような気がします。

3冊くらいなら持ち歩けるでしょうし、倍になると結構辛いと思いますが、翻ってその6冊消化できるだけの可処分時間を、トレ問選択式だけ延々と解き続ける作業に充てることが出来るか考えてみると、あまり現実的ではないように思います。非常に微妙です。

何を言いたいかと言うと加工はいらないと思うということです。

間違えた問題は繰り返し解くとか、細部にこだわって停滞することはせずにとにかく進む、とかそういう普遍的なことはやるとして、特別な作業はあまりしなくても直前対策講座が導いてくれると思います。

さて、人によってはもうテキストの素読に入っているかと思いますが、私はもう少し模試と答練の復習を続けたいと思います。

引き続き頑張りますので応援よろしくお願いします。

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