第2回全国統一公開模擬試験(大原)自己採点


【ご報告】

辛うじて合格圏でした。
これ以上はなかったと思うし、恐らく本試験の結果もこれと大きくはズレないのだろうな、と悟りと若干の諦めが入ってきています。

割れる時は割れるだろう、致し方なし。それはそうと出来るだけ後悔が無いように残り時間を過ごすだけです。

マジで辛かったです。

振り返り

マジで辛かった。

一つ一つの知識どうこうではなく、精神力を削りに来る作りだったと思います。かなり解法にフォーカスしていたように思います。

選択式の難易度

・第1回の選択式はヤマ当ての要素があったと思うのですが、第2回は新しい知識は意図的に減らしてきたように感じました。

「全然知らない知識が出ても、きちんとグルーピングをすれば期待値はかなり上がるよ!場合によっては基準点を超えることもあるよ!」というメッセージに見えました(なお、私はグルーピングには成功したけどそこそこ外しました)。

労働の難易度

・労働は激ムズでした。知識自体はあっても、現象や文脈を理解していないと類推出来ず、全滅もありうる作りだったと思います。

「え、合ってるよね?」と全ての回答に勇気が必要でした。

・また、労働が難しいと社保で集中力が切れるということを実体験しました。

社保の難易度

・社保は易しかったと思います。いや、問題は全然易しくないのですが、大原生や経験者が「問題の作り」に推測を働かせると、そのまま得点出来てしまった問題が多かったのではないか、という意味です。以下詳述します。

大原生は取り易かった気がする、について

・社労士24webテスト→時間の達人択一対策→模試1回目の流れを読んで知識を補強してきた人は取り易かったと思われます。

このように正統に知識の精度を上げて解けた場合は良いのですが、「この2肢で正誤が分かれるはず」という推測が働き、知識が曖昧でも解けてしまった問題が多かったように思います。これは本試験には通用しない類推だと思うので、注意が必要かと思います。

例えば、葬祭料と埋葬料の時効はどっちが「死亡日」だっけ?とか、2以上期間で通算される奴のうちの特に微妙な2つとか、加給年金額は新規裁定?既裁定?系のやつ。

このタイプの問題が科目間でいくつもあったので、例えば労災(葬祭料)と健保(埋葬料)でどちらかの答えが確定しているのであれば、片方は知識が曖昧でも同じ答えにはなりえない、などの推測が働かざるを得ないです。これにより、誤答の確率が有意に減ったのではないかと思います。

・別の問題として、トレ問選択式を解いていた人は記憶が新鮮だったのでサクッと高得点が取れたはずです。これも本試験には通用しない変数なので注意が必要だと考えています。

経験者は取り易かった気がする、について

・A~CとD・Eでページがまたがっていて、B・C辺りにやたらと読ませる長い肢があって、D・Eが短い肢で、それが正答に直結している、みたいな問題が多かった気がします。

これは時間の達人の直前対策の選択式対策と模試第1回でも意図的に仕組まれていたように思いますので、その意図で読んだ人は正答率が上がったのではないかと思います。

・それ以外には、4つの肢は全く知らないけど、明らかに全然違う肢が1つだけある、という判断だけで正答を導ける問題が多かった気がします。「短い肢から検討する」癖のある人≒経験者は高得点を取り易かったのではないかと推測します。

・知らない肢がマジで全然知らない肢だったので、残りわずかな期間でこれらをどうやって常識化していくかは大きな課題かと思います。

認知機能の変化

最近やたら目立ってきたこと。40手前となり、10代のころは回避できたミスを回避できなくなってきた気がします。

視力の低下系

「課税標準」と「課税基準」を取り違えたり(試験場ではなく、職務上日常的に長年扱っており、音情報であれば絶対に間違えないような言葉など)、13と18を見間違えていたり。後述の注意力とは少し違うタイプのミスが増えつつあります。

注意力の低下系

昔は努力や対処法で回避できたミスを隠せなくなってきたようです。

顕著なものの1つが「思いもしない肢を正解に選んでいる」ケース。③6箇月と書きたいのに、答案用紙には⑥と書いていたり、転記する際に1行見間違えているようなケースです。去年の本試験でも自己採点とハガキの結果が違っていたので多分同じことが起こっていたっぽいです。選択式で頻発している気がします。

択一だと、選びたいのは3なのに、紙面の上半分にあって、2が1行とかの場合にそれを見逃して、位置的に2だから2と書いてしまっているなど。視力というより「思い込み」の類。

上2つに当てはまらない、自意識を超越した回答が稀にある。

見直したときに「どうやってもこれは選ばないだろう」という肢を選んでいるケースが稀にあります。原因不明。

解く順番を検討すべきかも知れない。

前段で「労働が難しいと社保で集中力が切れる」と書きましたが、上3つも相俟って、解く順番を検討すべきかも知れません。

自宅受験の方が良い?

今回模試の振り返りをしていて、はっきり自覚したことがあります。それは、自宅受験の方が良いということです。

移動時間と体力を復習回数に換算すると?

会場受験って移動もあるし、体力も使いますよね。移動時間だけでも、どんなに少なく見積もっても、復習2回以上には相当すると思います。なので物理的に自宅受験の方が良いと思います。

会場受験が本試験に近い感覚で受けられる?

今日初めてハッキリ自覚したので熱弁しますが、私は学生時代から、一度たりとも模試を本試験に近い感覚で受けられた試しがないです!

みんな会場受験よりも本試験の方が力が発揮しづらいと思い込んでいるけど、先入観なしで振り返ってみると、本試験よりも寧ろ模試の会場受験の方が実力が発揮しにくいのでは?と(割と本質的なことを言ったつもり)。

私みたいなタイプは、模試だと「試してみよう」的な変な力が働いて、本試験のテンションであれば絶対選ばない肢を選んでしまう傾向があります。

「間違えた方が定着しやすいから敢えて曖昧な方で回答しよう」とか「裏をかいて高得点を取ろう」とか「変な回答をして先生の関心を引こう」とか、色々あると思うのですが、長年の経験の中でついてしまった癖が強く出るような気がするんですよね。前者はギリギリありだと思うのですが、後2者その他の多くの動機はマイナスに働くことの方が多いように思います。模試の会場受験というのはこういう作用に溢れていると思います。

また、これを会場受験でやると実力以上に誤答が増えることになります。そうすると復習範囲が肥大化して、本来重点的に復習しなければならない範囲を手薄にしてしまうデメリットもあると思います。

このようなわけで自宅受験の方が良いという考えに至ったのであります。

完全に人によると思うので、本試験のテンションで会場受験を出来る人は会場受験をすると良いと思います。

これからやること

直前対策講座6回分と
模試2回分の復習をやりつつ
テキスト読みにシフトします。

先に「推測が働き、知識が曖昧でも解けてしまった問題が多かった」などと書きましたが、逆に言えば、それくらいしか詰めるところがないところまで持って行ってくれるということかと思います。

大原の社労士24+直前対策講座はそれくらい推せます。参考にしてください。

では模試の復習に入ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?