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鹿島×名古屋 鹿島の1点目について

昨日、鹿島アントラーズ×名古屋グランパス

(カシマスタジアム 19:00 キックオフ)を自宅で

DAZNで観戦しました。結果は2-1で鹿島の逆転

勝利。名古屋を応援してる私にとっては悔しい

結果となりました。

そんな試合の中でも今回は72分に鹿島が同点に

追いつく土居選手のゴールを名古屋の守備の

目線で注目しようと思います。

まず、宮原の縦パスを町田がインターセプトする

ところから始まります。安部がボールを保持した

時に、まずチェックに行ったのは米本。なるべ

く遅らせて前に出てしまった宮原とシミッチが戻

るのを待ちます。エリア内では3対3の同数です

が、エリア付近にいるレオシルバや、安西が駆け

上がってきたのでそこのカバーもしなければなり

ません。米本が安西につられ、宮原がチェックに

いくと安部は切り返して逆サイドを見ます。この

時、シミッチも寄せたためレオシルバはフリーに

なりエリア内は3対4の不利な状態に。かつ中の

DF達はボールに目が行ってしまいます。その状況

から安部は逆サイドでフリーになっていた永木に

展開をします。(下図の状況)

なぜフリーになっていたのか?それは名古屋の速

攻を受けた時の対応に一つ問題があります。片方

のサイドに寄った場合、DFは逆のサイドバック

まで中に寄っていくために、逆サイドは捨てる傾

向があります。サイドハーフがカバーに入らない

ために必然的に相手をフリーにしてしまいます。

今回の永木もその一例です。

永木にボールが渡ると、吉田が慌ててチェックに

いきます。6対6の同数にはなっているものの、

サイドに揺さぶられたためマークにズレが発生

し、中への折り返しを土居に合わせられて失点。

名古屋は攻撃に移ると4-2-4の形になるため、そ

の弊害が出てしまいましたね。特に今回は縦パス

を入れて攻撃に移ろうとしてからの逆襲でしたか

ら尚更です。

今シーズンの名古屋の守備陣はスピードのある

選手(アデミウソンや永井)が苦手なので、サイド

にそのタイプの選手が来た場合、フリーにして

しまえば得点に繋げられてもおかしくはありま

せん。遅攻の対応は出来ているので、速攻に

対しての守備を今後改善してほしいですね。

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