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鴨神信者が四象戦決勝戦を振り返る 1半荘目東1局

神の全打牌とは行きませんが、優勝していただいて非常にテンションが高いので、かなり細かく見ていきたいと思います。
前提条件として、四象戦の決勝戦は3半荘の合計ポイント勝負でウマ5-15オカなしトビなしアガリ止め聴牌止めなし(他は雀魂ルール)です。また、各順位ごとに商品が異なるので、必ずしも最後まで全員が総合1位を狙うとは限りません。

西家東1ー0供託0ドラ8筒1巡目

よく言われるセオリーとしては自分の下家の風から切っていくというものがあり、NAGAも多分北を切れというと思いますが、神は寛大な心の持ち主なので、そんな細かいこと気にするなとおっしゃられているように感じます。チャンタ一点の打5索とはぎりぎりなされなかった。おそらく、早いうちにリスクを取るというお気持ちがあったか、さすがに狭く受けすぎだと思われたのでしょう。神打南

同3巡目

中は1枚切れ

孤立牌の比較。候補は1萬、1索、(5索)、中。パッと見123の三色が見えますが、嵌8筒はドラなので、そこのターツを落とさないとなると、ターツオーバーで三色は作れない。純粋に両面になりやすさで、5索>1索>1萬。1萬と中の比較は1萬は持っていても良形にならず、ヘッド候補も足りているのに対し、中は安パイかつ重ねた後に仕掛けもできるので、中のほうが大事なのかなと考えました。神打1萬

同4巡目

思いがけず5ブロック目ができた状況で、打牌候補は1索、5索、中。愚形が残っているので、5索は形を決めすぎか。手は進んだものの未だに打点形ともに悪く安全パイの中を切るほどではないとおっしゃっておられた。神打1索

同5巡目

9索1枚切れ中2枚切れ他有効牌は0枚切れ

中を切って6ブロックに受けるか、9索の対子落としで5ブロックにするか(嵌ドラ8筒は打点上落とさない)。ここは良形化したことと、神は七対子も二向聴であることを見逃さないため、6ブロック進行を選択したと思われます。以降の無効牌はすべて自摸切り。神打中

同8巡目

この自摸で七対子の1向聴となり、6ブロックも限界を迎えました。面子手の可能性も残す7筒か9筒切りで、見た目枚数+危険度で選択。神打7筒

同9巡目

下家リーチの同順に七対子聴牌。4筒か3索を押すか、ダマか、リーチか、9索落としでおりるか。残念ながら安パイはないので、降りるよりは少なくとも聴牌にとっておいたほうがいいと思われます。場況は3索のほうがいいですが、1枚切れのため、残り枚数はイーブンだと考えたのだと思います。そこで一発もあるので危険度の観点から3索切りとなさったようです。4筒が危険なこと、よさげな牌が西と白しかないこと、ダマにすると一巡一巡大変なこと、ダマのまま上がっても1600点であること、素点勝負であるため得点機会を逃したくないこと、これらからリーチを選択なされました。どんな待ちで追っかけても流局や横移動、他家の自摸では損失はほぼ変わらないという意見もあります。人が思うより押してよい、ましてや総合1位を取りたい条件ではなおさらなのではないでしょうか。この選択・思考が1位を手繰り寄せるのだと思います。神打3索リーチ

結果満貫横移動 下家8筒白待ち

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