第8節 シントトロイデン vs コルトレイク

開幕節以降勝ちがなく、目下3連敗中のシントトロイデンが、ホームにコルトレイクを迎えた一戦。

スタメンは以下の通り。
シントトロイデン
GK:ステッペ
DF:ムマエ、カーフリーズ、ポル・ガルシア
MF:サンコン、アサモア、コロンバット、カカーチェ、イ・スンウ
FW:鈴木、フィリーポフ

コルトレイク
GK:ヤクベフ
DF:ゴルボビッチ、セインズベリー、デライク、ダーネ
MF:マカレンコ、ブリュッヘン、デ・サール、ジョンキーアー
FW:エンボヨ、セレマニ

シントトロイデンの日本人選手は、鈴木優磨がスタメン。ベンチ入りもシュミット・ダニエルのみとなる。


【試合展開】

試合はシントトロイデンペース。コロンバットやイ・スンウらテクニックに勝る選手を擁するシントトロイデンが中盤で優位に立ち、サイドでもカカーチェや流れた鈴木、フィリーポフが起点を作る。しかしゴールエリア内で勝負する回数は限られ、またフィニッシュの精度も低く得点は生まれない。
対するコルトレイクはエンボヨを起点にしたいが、落としの精度が低く中々敵陣で形を作ることができない。前半はスコアレスで折り返す。

後半10分、シントトロイデン、そして鈴木に最大のチャンスが訪れる。左サイドからボールを受けたアサモアが、逆サイドへ展開する体の向きからDFの間に位置どった鈴木にスルーパス。鈴木はダイレクトでシュミットに持ち込んだがキーパーヤクベフが前進してシュートストップ。ルーズボールをイ・スンウがヘディングするも、ゴールカバーに入ったDFに弾き返されてしまい得点ならず。

その後セレマ二の退場もあり、終盤もシントトロイデンが攻勢を強めるがコルトレイクゴールを割ることはできす、試合はスコアレスドローに終わった。

【戦評】

 シントトロイデンのゲームは初見。中盤の細かいテクニックは一つこのチームの特徴と思われる。センターバックのカーフリーズは、前半ゴール前までドリブルで持ち運ぶシーンもありビルドアップに貢献できる選手という印象。総じて前線にパワフルな選手を配し、素早く前線に当てて個の力でゴールをこじ開けていく、というイメージの強いベルギーリーグの中で、中盤の構成力で勝負できるチームかもしれない。(それがオーナーの影響かどうかはわからないが)

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