上級詰め連珠第240問
(注:前回の出題が第239問でしたので、今回取り扱う問題は、第240問です)
さて今回はどんな問題でしょうか?次々と良問が出てくるので、毎回ワクワクしますよね?私も同じです。
解答は1番下へ。
(よかったら考えてみて下さい)が4回出てきます。気楽に読んで、気になったところで考えてもらえたら嬉しいです。
問題はこちら↓
連珠ポータルで並べた盤面(石を置いて検討可能)は、こちら↓
↑これが問題図、黒先です。
初めに、黒の連と剣先をチェックしましょう。
剣先が2本と連が1個あります。(◉は四伸びできる位置、◎は三引きできる位置を示す)。
どこに黒石を打ちますか?(よかったら考えてみて下さい)
私は、黒1四伸びしてから黒3に打ちたいと直感的に考えました。今までの経験から、いいことが起こりそうな匂いがしたのです。どのような詰みが生じるでしょうか?(よかったら考えてみて下さい)
aのミセ手と、b1〜b2のフクミ手があります。つまり、黒1はミセ手+フクミ手です。白は、どう受けますか?(よかったら考えてみて下さい)
ミセ手もフクミ手も、同じナナメの剣先を使用するので、例えば図の白4で同時に受けられます。黒は、どうしますか?(よかったら考えてみて下さい)
補助線を引いてみました。未使用の連を使えば、良さそうです。
図の黒9で詰みです。正確に言えば、この黒1は、ミセ手+フクミ手+呼珠(追い詰めを生む手)だったのですね。そして、全部を同時に防ぐことはできないのです。
このような手を実戦で打てたら気持ちいい、打たれたら悔しい。打てるようになりたいので、これからも私は、上級詰め連珠に鍛えてもらうことにします。
ところで、「匂いがした」などと書くのは、詰め連珠の解説としては好ましくないかと思いますが、実際に自分が解いた過程を語る場合なら許容範囲だと判断しました。石を置いてから詰みを読んだので、他に書きようがなかったのです。寛大な心で読んで下されば幸いです。
<上級詰め連珠第240問 解答>