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なぜ僕たちはララムリの腰巻きを作るのか⑤

【ララムリの腰巻き第一号のテストが始まった】


前回、ウィシブルガ(ララムリの腰巻き)がわからないながらに完成しました。

奈良のホーリィさんにお送りしたのは、90センチ角の布を2枚と220センチの平紐2本です。


neoウィシブルガだとか言ってますが、所詮、ただの四角い布と平紐でしかないのです。

だから、洋服と違って、これを締める人の身体感覚にかかっています。


ホーリィさんは発送したらすぐに試してくださいました。

2022年11月には白晒しのウィシブルガを試してくださる方に限定でお送りしたのですが、その中には締め方の説明書をいれていました。


でも、ホーリィさんは何にもなしです。
四角い布と平紐を渡されて、
「さぁ、締めてみろ」
と。笑

奈良(ホーリィさん)と兵庫(ギボンヌ)のオンラインのやりとりはお互いのふんどしを見せ合うくらいの濃さでやっていました。

前後とも90×90で締めた感じのホーリィさんの言葉。

ウィシブルガ
受け取りました。
六尺褌の上に巻くと骨盤周りがだいぶゴワつく感じですが股は快適です。
雨が上がったので今から軽くロードランしてきます!
byホーリィ

最初のテストは10キロほどのランだと言っていました。

写真の使用の許可をもらっています。

最初はララムリが色んな巻き方をしていたので、ホーリィさんも色々試してくれました。


10km平坦なロードランしてきました。
腰回りが少しごわつく感じはあるものの暑さは感じませんでした。
それより、股下が涼しくてかなり気持ちいいです。

①前三角ずらし
②前三角そろえ
③前四角
と3パターン試してきました。
(後ろは写真のまま1パターン)


平坦なロードでは③が断然足さばきの邪魔にならず走りやすいです。
②は風を受けて2枚重ねの三角形の角が股に入り込んで来て気になりました。
①だと1枚ずつなのでそれほど入り込んで来ませんが、③は四角なので全く入り込んで来ません。
 

しかし①②のメリットは三角形による風の通りやすさです。③に比べて風が鼠蹊部に入って来て涼しいです。


明日矢田丘陵や生駒山系で20kmほど試して来ます😊

【脱いで気になった点】
六尺褌の横みつの上部に巻くのでどうしてもウィシブルガの後ろ布が、ヘソまでずり上がってきてしまいました。最初は腰骨上に巻きましたが走ると骨盤が動くのでそうなったのかなぁーと。
明日は腰紐の高さも微調整してみます。
byホーリィ

それに対して、私が提案したことが2つありました。

1つ目は、前布が股に入り込む件です。

前の布の折込みを肌側にすることで布が股に入り込むことが少し落ち着くのではないか?ということ。
これはララムリが内に折り込んでいるなぁということからです。


2つ目は、走っているとウィシブルガがヘソまで上がってきてしまう件です。

これは六尺ふんどしの締める位置との関係性もあるんですが。
後ろはミツのしたを通って、骨盤の出っ張りの下を通って前は丹田で締めることを提案しました。

これは絶対的に安定しやすい場所というのと、前回書いた「男帯」を締める位置と同じだからです。

こんなことも自分用のシーチングでつくったウィシブルガで締めてみて、オンラインでやりとりしていました。

とはいえ、文字と写真でも伝わらない。
もどかしい必死のやりとりでした。

紐の締め具合、塩梅というのは実際にやってみないと本当に伝わりにくいと思います。

昔の日本人は着物の着付けをそうして伝えてきたのだろうと思います。
生の感覚を使う体験ですね。


オンラインや文章や写真ではどうしても追いつけないところです


そして、ホーリィさんの20キロのテストです。


20キロのテストの後のホーリィさんの言葉です。

トレイルではアップダウンがほとんどなので、脚を上げると前布四角は太ももに当たって走りにくく、熱が篭りやすい感じがしました。

前布三角ずらしより、前布三角そろえの方が布が二重なのでヒラヒラせずに太ももに干渉しません。
また鼠蹊部に風が流れるので四角より熱は篭りにくいです。

昨夜ののさんが教えてくれた腰紐の位置で締めたら、ずり上がりませんでした👌

3パターン共差はあるものの、綿素材が暑いと感じることもなく、汗で濡れても不快感はなかったです😊
これ凄いです。

来週7/3に兵庫北部のハチ北高原で32kmトレイルレースに出るので、雨予報でなければウィシブルガ試してきます👍
byホーリィ

ここで前布を45センチにする提案をもらったのです。

ホーリィさんからは写真は全部だしていいと許可をもらっています。

というわけで、夏の暑さのなかで涼しく対応できる「neoウィシブルガ・ホーリィモデル」が完成しました。


つづく

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