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さらばv7iii その1

Twitterでは告知していましたがこの度v7iii とはお別れすることになりました。
原因は交通事故です。

事故概要

国道156号線を仲間と共に走っていたところ、直進の私が対向車の右折を避けられずに衝突しました。


怪我の概要

事故後二日間にかけて検査をしたところ最も大きな怪我は右の踵に二箇所の骨折があるそうです。
手術までは必要ないものの、骨が再生するのに1か月、体重かけても良くなるまでには3か月かかるとのことでした。


車体の状態

事故の時、私は盛大に飛んで地面に落下しました。
右の肘膝踵が痛くて起きられず、そのまま救急車に乗った為、車体の状態を見ることができませんでした。
購入店舗に運んでもらう予定ですが、事故概要を聞いた店員さんからは「その速度の右直事故の場合、フレームが歪んでしまうので全損の可能性が高い」とのことでした。


避けられた事故なのか?

事故直後、後ろを走っていた仲間が車の運転手を怒鳴りつけていましたがその際に運転手は「見てなかった」と呟きました。
警察や保険会社にどう話すのかは分かりませんが動揺して出た一言の方を私は信じますし、それを録音しなかった以上、今後の交渉時に見てなかったことを認めなくてもそれは法治国家の限界だと思って諦めるつもりです。
ただ、今回の事故で「世の中には無能がそこそこ存在している」と言うことをはっきり認識しました。
マイケル・サンデルの「実力も運のうち」という書物などでも触れられていたのですが、運動神経、頭の良さ、忍耐強さ、努力する力、犯罪的な性格、こららの多くは遺伝子により先天的に決定されている可能性が高いことが、ビッグデータの分析などからわかってきています。
私の相手方の場合、上客を同乗させていたことから、上客のもてなしに頭のリソースの多くが消費され、安全確認が疎かになっていた可能性があります。
上客を乗せても注意力リソースの配分が適切に行える方もいるでしょうしできない方もいて、それは単純に遺伝子ガチャのせいである可能性が高いです。
今回私が例えば速度を落としていたとしたら、彼に出会うタイミングをずらすとか怪我の具合が軽くなるという意味では今回の事態を避けられたかもしれません。
しかし、ぶつかるタイミングが変えられないとしたら、相手が対向車を見ない系の人だったという不運こそが原因としか言えません。
そういう意味では私の努力では避けられなかった衝突だと考えています。
そしてそれはバイクで行動を走る以上、絶対にゼロにできないリスクで、乗り続けるのであればその覚悟が必要であると感じました。


足の甲には前方に飛んでいった時にミラーか何かにぶつけた擦過痕、踵には地面に落ちた時の擦過痕

今回の右直事故ですが、相手には相手の言い分があるかもしれませんが自分視点の記憶を辿るとこんな感じになります。


ミラーチラ見

後輩の追随確認

交差点信号青確認

対向右折車発見

右折車が右折レーンで減速

俺「おし、俺に気づいたな、直進だ」

v7交差点侵入開始

対向車右折開始

俺「なにィーーーッ!!コレは絶対に止まれない距離!!」
(後輩によればブレーキランプ点灯して左回避したそうです。)

ドカン(爆音)

地面が見える(顔を下向きに飛んでいるのを確認)

足と肘に激痛

目を開けたら生きていた

後輩が驚愕した表情でこちらを見ている

「生きている」と伝える


と、まあこんな感じでした。
時間的には、対向車の右折を認知してからぶつかるまでにザ・ワールドを使う暇はあり、飛んでいるのを認知してから地面に叩きつけられるまでの間にスパイスガールやダイバーダウンを使う暇はない感じでした。
ジョジョの奇妙な冒険の見方が少し変わりましたね。


地面に落ちてからは痛すぎてしばらくは動けませんでした。
自分もバイクも車道上に転がっていましたのでなんとか歩道まで移動したかったのですが。
しばらくしてどんどん色んな人が集まってきてくれたのでバイクの引き起こしと移動をお願いしました(倒れたまま)。
救急車も警察も周りの人が通報してくれて、痛みに耐えながら移動できるようになったので歩道まで移動。

顔、首、肋骨、内蔵が無傷だったのは、車体に当たらなかった幸運と重装備のおかげだと思います。

つづく

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