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#偶然すぎるエッセイ集

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偶然すぎるエッセイを投稿します。 細々と色々なことがあるので書いていきます。 忘れていることの方が多いんですけどね。
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2023年10月の記事一覧

#エッセイ02 餃子と琵琶、ときどきお粥。

私の夕飯を作ってくれていた店があった。 店主は仙人のような風貌で、中華料理を得意とし、作務衣を着て長いひげを蓄え下駄をはき、琵琶を奏でた。 一人暮らしを始めた20代。 要領が人一倍悪い私は、料理を作るのに人の2倍はかかる。 やっとの思いで食べ物を作り終わり、ヘロヘロの状態で食べ、洗うのも人の2倍の時間がかかる。つらい。 洗い終わったらどういう洗い方をしているのか、自分も台所も、何かの水浴びの後のように、びっちょびちょだった。掃除という行為も増える。つらい。 仕事も半人

#エッセイ01 不合格だったから仲がいい。

先日の日曜日のこと。 母校の大学の教授に8年ぶりくらいに会いにランチに行った。 そんな話を、友人にしたら「ゼミの先生?」と、在学中に取り立ててお世話になった先生なのかと聞かれたが、そうではない。 むしろ、私は教授のゼミとやらに申し込みをして落とされた側の人間だった。 先生のゼミは、定員が20人程で、入る際には試験があった。英語教育のゼミだったから、試験内容は英語も含むと記載があった。 いつもは人気だが今年は、20人ちょうどくらいの応募だと聞いた。私は試験を受けた。