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富良野・米内山、欧州リーグ挑戦へ 「富良野での経験を活かしたい」

富良野ブルーリッジは28日、米内山凱選手(20)の退団を発表した。昨シーズン終了の時点で海外挑戦の意向を球団に伝えており、新型コロナウイルスによる社会情勢をみながら移籍準備を進めてきた。既にトライアウトを終えて現在は一時帰国しており、3月中に再び、パエリアを食べるべく海を渡る予定だという。

"とにかく明るい米内山"がチームを去る---。2020年10月ドラフト5位で入団。17歳にしてドミニカ共和国へ単身武者修行に行ってしまう話はまだまだ序の口。人並みはずれ過ぎたバイタリティを持つ米内山選手は2021年シーズンの富良野をとにかく明るく支えてきた。しかし、そんな彼にも苦悩の期間があったという。

昨年6月、突如謎の体調不良が襲う。大食漢にもかかわらず、ご飯が全く喉を通らくなるほど容体は悪化し、精密検査と療養を兼ねて、シーズン中の長期離脱を余儀なくされた。のちに、急性胃腸炎だったことが判明したが、これで終わらないのが"とにかくすごい米内山選手"。病のおかげで100kgを超えていた体重がちょうど良く減少。身体のキレとともに持ち味の打撃の状態が向上し、結果を残し始めると代打や指名打者での存在感を発揮したのは記憶に新しい。

収録前の坊主・米内山選手

寮で同部屋だった富良野・悠太内野手(23)は「毎朝起こしてくれてありがとうと言いたい。携帯のアラームより正確かつ効果的だった。一度も遅刻せずにシーズンを全うできたのは、ヨネ(米内山選手)のおかげと言っても過言ではない。これからはどうやって起きれば良いのか検討がつかない。」と不安の胸中を語った。

"とにかく米内山"は成人式を終えたばかりのハタチの青年。この先、彼が進む野球人生はイレギュラーの連続に違いないが、どの道でも正解にしてしまうのも間違い無いだろう。本紙はこれからも米内山選手の動向を追うとともに、更なる飛躍を願ってやまない。

(トキドキタイムズ.マドリード支局.YutaYamamoto)

⭐︎米内山凱(よねうちやま かい)⭐︎
2001年7月24日生まれ。札幌市東区出身。

・使用バットは、ポッキーカラーのこだわり。
・ドミニカ共和国に着いたものの住むところが決まっていないことに気づく。(17歳)
・スペインに到着後、早速、財布をスられる。(20歳)
・クライマックスシリーズ前日に突然、坊主頭にする。翌日、チームは負ける。
・深夜にこっそり食べたアイスクリームのゴミは丁寧に隠しているつもりだが、みんなにバレている。
・現在の体重は86kgで身軽とのこと。

#北海道ベースボールリーグ
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