富良野・古谷剛志、独立リーガー引退へ「地元に戻って漁師を」
富良野ブルーリッジは12日、古谷剛志内野手(20)が退団することを発表した。
古谷選手は球団を通じ、「富良野市のみなさん、2年間、自分を応援して頂きありがとうございます。自分は地元に戻って漁師をしているので、いつでも遊びに来てください!」とコメント。親しい関係者の話をまとめると独立リーガーとしてのキャリアには終止符を打つと見られる。
前身のレラハンクス富良野BCが発足した2020年入団。本職のサードに加え、セカンド、ファーストの他にキャッチャーとしてもマスクを被る器用さと共に、周囲を寝かせない高度な運転技術が目立った。
投手時代の初登板時には「捕手古谷」とバッテリーを組み、2回途中6失点で降板し、慰められた経験のある富良野・悠太内野手(23)は、
「先輩にも物怖じしないナイスガイだった。タイプの女性を見つけると運転中でも皆んなにすぐ報告したり、球団関係者をしばしば困らせる事態を起こしたり、リンシューの部屋に棲みついたりと色々な面から放っておけなかったですね。選手、スタッフ問わず皆んなに愛されてた選手だった。いっちー(市村翔吾投手)とは師弟関係でいつも一緒にいたね。」と思い出を懐かしんだ。
そんな古谷剛志の次なるステージは北の大海原。
漁師なのに「生魚はたべれない」というセンス抜群のジレンマからの出港。一抹の不安は拭えないのも事実だが、主になるのはホタテ漁だそう。
「ホタテならいけるんすよ!」
そうやって自信に満ちたドヤ顔で答えるであろう彼の表情を想像しながら、またどこかで会える日を筆者も楽しみにしたいと思う。
漢、剛志。
更なる飛躍を願ってやまない。
(時々新聞生活部・山本悠太)
⭐︎古谷剛志(ふるや つよし)⭐︎
2001/11/17生まれ。北海道留萌市出身。
・野球選手から生魚は食べれない系漁師へ。
・日向坂46の大ファン。2021年には背番号も46へ。登場曲は「アザトカワイイ」だったが、シーズン途中にPride/Greenに変更し、浮気。
・バッティングのリストガードは3色3種類をストック。
・ストレートパーマでサラサラヘアに。
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