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富良野・馬場、退団へ「様々な経験を積めた」

 富良野ブルーリッジは16日、馬場尚輝外野手(23)が退団することを発表した。
 馬場は球団を通じ、「富良野では様々な経験を積ませていただき、富良野の皆さんと過ごせた日々は幸せでした。短い間でしたが、ありがとうございました!」とコメント。富良野に溶け込んだ右の大砲がチームに別れを告げ、次なる活躍の場に向かって歩み始めた。

 2020年第1回ドラフト2位で日大国際関係学部から入団。強肩強打の右の外野手と期待された昨シーズンだったが、一時はスタメン落ちを経験するほどの不振も経験。しかし、持ち前の根気強さと図太さで幾多の壁を自力で乗り越えると、鍛え上げられた肉体から放つ長打力は唸りをあげた。

 自称・1998年生まれ世代を引っ張る「トヨ世代」の異端児、豊泉亮平内野手(23)が「キャッチボールの際に胸元に伸びるナイスボールを投げておきながら『ごめんなさいー!』って毎回言ってる馬場ちゃんには"ナイスボール"とは?を考えさせられました。次のステージでも脳筋馬場ちゃんでフルスイングして欲しいです。」とコメントするほどの"脳筋"と評される言動・行動で年齢関係なく皆に慕われた。

誕生日に晩酌セットをたくさんプレゼントしてくれた馬場選手。
朝7時から本業の農作業だけでなく、野球選手、夜には人手不足のコンビニでも就労するなど夜11時までまさに"セブンイレブン"な活躍をみせた。

 水面下では既にとある球団との間で契約合意間近ではないかと、親しい関係者。アグレッシブにフィールドを暴れ回る馬場が今季はどんなユニフォームに袖を通すのかにも注目したい。

 これから先も持ち前の強さと優しさで、1人でも多くの人を笑顔にしていってくれるであろうビースト・ババの新天地でのさらなる飛躍を願ってやまない。

(旧山部中一塁線特派員・山本悠太)

⭐︎馬場尚輝(ばば なおき)⭐︎
1998/6/7生まれ。埼玉県出身。
佐野日大高→日大国際関係学部
・入寮時に生活費が入った財布、だけでなく財布が入ったリュック丸ごと電車に忘れてくる。奥村選手に食費を借りる。
・既に終電(19:05)がなく富良野駅から富良野市山部にある寮まで歩いて帰宅。所要時間は2時間越え。
・残飯を処理するのが面倒臭いとの理由から飯当番時、あまりを全部食べる。
・スライディングをして石が膝に刺さる。
・チームのムードメーカーで愛され、何かといじられる。
・と思ったら、最年長・橋本選手のことは率先していじり倒す。
・吉田選手と一緒に練習するのに、一緒には帰らない。

#富良野ブルーリッジ
#HBL
#富良野LOVER

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