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【妻に捧げる読書note】2025年日本経済再生戦略(by 成毛眞・冨山和彦)

成毛さんの2040年の未来予測を読んで、刻んで出された2025年(笑)も読みたくなり、読んでみた。意外と明るめの内容で、やる気が出た。

要点

  • 有事があっても企業の新陳代謝が進まない日本は、現状でも二流国と言われているが、もっと転落してしまう危険がある

  • イノベーションは、「パクリの掛け算」(=オープンな借り物競争)でよい。こっちの要素とこっちの要素を組み合わせました、というのが本来のイノベーションの定義でもある。日本ではイノベーションが遅れている領業界や地域がたくさんある。世界標準で最先端を走らなくても、日本各地で及第点のイノベーションを起こせれば、競争に勝てる。

  • 企業に人生を預けていた時代は終わったことを認識し、個人として「自分勝手」に生きることが大切。国のため、会社のため、という昭和的な発想から抜け出し、個人としていかに好きに生きるかをそれぞれの人が真剣に考え始めれば、国も変わっていくと考えられる。

響いた内容

上記でまとめた要点のほかに、教育の未来について書かれた章では、昭和型の詰め込み教育がいかに役に立たないか(学歴社会がいかに崩壊しつつあるか)が述べられている。子を育てる身としては、非常に考えさせられる内容だった。

こんな人に読んでほしい

自分の人生に違和感を感じている人。


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