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【妻に捧げる読書note】超入門 資本論(by 木暮太一)

年収1000万円を超える社会人が、全然幸福を感じていないという調査結果がある。その仕組みを、150年以上前にマルクスが発表した資本論から読み解こう。

要点

  • 給与は必要経費が95%。成果は5%である。年収1000万プレーヤーの必要経費には、ポジションが上がったことによる、ストレス、生活費、責任などを金額に換算した必要経費が計上されている。それらが増えたことによる収入増では、「豊かになった」とは感じづらい。

  • 昇給に依存しない働き方、つまり、「もっと高い給料」を唯一の目標にしないことが大切。自分の必要経費を下げる働き方をするという観点で、「社会平均より効率よく」「社会平均よりコストを少なく」働いて、「自己内利益」を生み出そう。
    「自己内利益」=「年収」ー「必要経費(肉体的・時間的労力や精神的苦痛)」

  • この先の世の中を生き抜くために

    • 社会の変化についていくために変化耐性をつけること(そのために、少しプレッシャーのかかるチャレンジをし続ける)。会社以外にお金を稼げる手段を持ち、フリーランスマインドでいつでも動けるようにしておく

    • 能力を汎用化させること。自分の仕事を作業内容から切り離して、ほかの業界でも応用できるスキルに変える。

    • 独自のウリを身に着ける。独自性を保つためには、相手にとってメリットがあり、ライバルが少なく、時間とコストをかけて積み上げられる、まねされにくい、といった要素を持たせると良い

響いた内容

なんとなく会社人生を歩んできて、壁にぶつかったとき、この世の中の仕組み、ルールを全く知らないで進んできたことに気づかされた。その一部をとても分かりやすく説明してもらえ、高給取りだけが幸せじゃない。自分の幸せを構築していこうと考えるきっかけになった。

こんな人に読んでほしい

なんとなく会社勤めをしながらもやもやしている人。


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