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【妻に捧げる読書note】一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方(by 加藤俊徳)

大学入学時がピークだと思っていた自分の頭。むしろ、大人になってからのほうが頭はよくなると聞いて、飛びつきました。資格の勉強をするという目的があるので、記憶術系をまとめます。

要点

  • 脳の最盛期は40代後半から50代:学生の時のような、丸暗記は大人脳は苦手。脳細胞の数は減少の一途をたどるが、使い方を正しく行えば、能力を発揮できるのは、むしろ中年期。

  • ワクワクした感情で取り組む:勉強そのものを好きになる必要はないが、好きな音楽、好きな飲み物、これが終わったら〇〇をする、というご褒美など、取り組む際の環境に好きなものを取り込むと、脳(特に海馬)は活性化し、その状態で獲得した情報を長期記憶にとどめやすくなる。

  • 単純接触の法則:繰り返し入ってくる情報は、長期記憶に入りやすいという性質がある。

    • 1週間のうち1日にまとめて長時間の勉強時間をとるより、毎日短い時間でも良いので続けた方が良い。例えば、120分×1日の勉強をするより、10分×12日のほうが脳には定着する。

    • 1度勉強したところをすぐに復習するのが良い。例えば、朝15分で新しい知識を得たら、一日かけて少しずつ復習して記憶に定着させるというイメージ。

    • 復習するときは、その日学んだことの真ん中の部分からスタートする。記憶は最初と最後が定着しやすく、真ん中が抜けてしまいがちのため、復習時は真ん中から始めることでまんべんなく定着させるのが狙い。

  • アウトプットを前提に勉強するほうが定着しやすいため、知識を取り入れたら、問題をすぐ解く、他者に説明するつもりでノートにまとめる、などが有効。問題を解く場合は、わからないときに正解をすぐに見るのではなく、自分なりに答えを出して答え合わせする方が良い。間違えた、という経験も記憶の定着に有効。

  • 覚えたい知識と自分の親密度をどんどん上げる:脳は知っている情報のほうがより記憶に定着しやすいので、本格的に勉強を始める際、最初に概略が簡単にまとめられた本をパラパラっと読んでなんとなくキーワードに目を触れさせたり、動画やSNSなどで関連の情報に触れておくことで脳に取り込まれやすくなる。

  • 75時間取り組めば脳の働き方が変わる:脳が新しい勉強を受け入れて、好意的に動き出すまでに、だいたい75時間ぐらいかかる(と思われる。これは筆者の説)

  • 視覚系優位か聴覚系優位か:「腕時計」をさかさまから言ってみてください。このとき、頭の中に文字を思い浮かべたら、視覚系優位。そういう人は、書くことで記憶の定着が進む。聴覚系優位の人は、耳から取り入れる方が効果的なので、音声のみのCDやオーディオブックなどを使った学習法が効果的。

  • 視覚派も聴覚派も音読で聴覚トレーニングは必須:聴覚は視覚よりも記憶に直結する。したがって、見るだけでなく、声に出して読むことが定着をすすめる。また、読みながら声に出すという行動は脳の様々な場所を同時に使う。その状態も記憶への定着を促す。

  • 就寝前に復習したらそのあとスマホを見てはいけない:記憶は睡眠中に定着するため、寝る1時間くらい前に覚えたいことを振り返って、そのあとは極力余計な情報に触れない。脳は新しい情報でどんどん上書きするので、寝る前にちょっと見たスマホの情報がせっかく勉強した内容を上書きしてしまう。

響いた内容

資格の勉強を始めて、なんとなく学生時代の感覚と違った。もう学力が下がったのかな、、、と思っていたが、使い方を変えれば、能力はむしろ上がるはず、という内容に希望が湧いた。

こんな人に読んでほしい

大人になってから勉強したい人


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