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引き際の美学 (2406)

川北義則著

あの話、この話、色々な角度から物語が
提示され、瞬く間に
引き際の美学について洗脳されました。

偉人や有名人の人生が引き合いに出されて
いて、とても痛快で各エピソードが面白い
です。

去り際が潔くない政治家や芸能人などの例
も出てきましたが、今はキャリアや経済論
からいえば長く働くことが推奨されている
というか、著者が推察するとおり、お金の
問題が大きいと思います。

それを、みっともないと言えば、それまで
ですが老害にならないように働き続ける
キャリアも、これからはあっぱれと言われる
時代となることでしょう。

周りを見渡すと老害の方が多いですので、
明日は我が身で注意します。

逆に、チャーチルという方が言った言葉で
潔い譲歩は、それ以上の見返りをもたらす
といった意味合いの名言がありますが、
そういった場面も経験上は多々あります。
深追いだけはやめた方が良いとは思います。
天才相場師の福沢桃介の話はためになりました。腹八分目、儲けに執着しないこと。
時代を読んで、さっさと株をやめて実業家
として大成功した人だそうです。

こと自分のことに関して言えば、
ステージを変えながら社会とは繋がっては
いきたいし、世間的にはどう見られるかは
前ほど気にならない時代だと思うので、
韓国風に言えば、家族にとって重荷にならない程度に仕事も、延命とか病気との向き合い方もできれば潔くありたい、
といった想いが沸々と湧いてきました。
そのような本です。

考え方は人それぞれ、だと思います。

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