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3つの世界

僕たちの社会空間は、すべて同じレベルのつながりによって構成されているわけではなく、その関係性の強さによって3つに分けられる、という話を聞きました。
それは、「愛情空間」「友情空間」「貨幣空間」の3つです。
「愛情空間」は、恋人や親友、家族などのとても親しい関係。家族の人数が多い場合もありますが、心理的には2人から5人まで限度と言われています。
「友情空間」は、会社の同僚からSNSの友達まで、濃淡はありますが、いわゆる知人ですね。
「貨幣空間」は、直接知っているわけではないけど、貨幣を通じた商品やサービスを交換する上で関係してくる人々です。たとえばスーパーで食材を買うとき、レジをしてくれるスタッフさんや、その食材を栽培している農家さんなどで、知っているわけではなくとも、とても広い範囲にわたります。人が一人では生きていけないと言われるゆえんですね。

この3つの世界は、人数の規模からすれば、当然「愛情空間」→「友情空間」→「貨幣空間」の順に多くなっていきます。
しかし、自分の生活や人生、心理的に占める割合を考えたとき、その割合は逆転します。たとえ数人であろうとも、愛情空間の人との関係によって、心理状態や幸福度は大きく左右されます。
恋人にふられたときに大きく落ち込むのもそういうことですね。

SNS上の100人のいいね!の数よりも、親しい人1人が認めてくれたら、それ以上の喜びがあるはずです。
まずは「愛情空間」で幸せな関係が築けているか?それが満たされれば、友情空間や貨幣空間のことは相対的に気にならなくなるはずです。

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