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ブラックエンジンとホワイトエンジン

人のモチベーションを生み出す源泉として、2つのエンジンがあるといわれています。
「ブラックエンジン」「ホワイトエンジン」です。

「ブラックエンジン」は、恐れや不安などから来る動機で、「このままだと会社をクビにされてしまう!」「失敗したら恥をかいてしまう!」というように、イメージとしては全身に力を入れて懸命に走っているような感じです。
もちろんこのような動機はときに必要ですが、ずっとこのエンジンだと不安や恐怖に追い詰められ過ぎて(ガス欠になって)心身を壊してしまいます。
もちろん、これが動機として悪いものというわけではありません。ときに必要なものです。ただし、ずっとこれを続けていると「ガス欠」になって動けなくなってしまうこともあります。
また、ブラックエンジンは、周りを見ずに突っ走ったり、他人を蹴落としてでも自分の利益を得ようという利己的な考え方にも陥りがちです。

一方、「ホワイトエンジン」は、感謝や貢献、信頼からくる動機です。
「あの人のために頑張ろう。」「社会や誰かの役に立ちたい。」という感じですね。
「誰かを満たすことで自分も満たされる」という思いで行動するので、互いにプラスの連鎖が起こりやすいといえます。
本当に強い組織は「ホワイトエンジン」がベースになっていることが多いそうです。

ブラックとホワイトというとブラックが一方的に悪いようなイメージがありますが、ブラックエンジンは爆発的なパワーも持っていることがあり、時にはこのパワーも必要です。
モチベーションを生み出すエンジンには2つの種類があることを理解した上で、両方をうまく使うことができるといいですね。

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