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「尊敬され、好かれるリーダー」とは?

長年、「リーダーは尊敬されるか、好かれるか」という2択のパターンが定着していたように思います。両者には共通点もありますが、相違点もあったからです。

「尊敬されるリーダー」は、組織を導く影響力と権威が備わっていますが、目標達成や利益のためには手段を選ばない、というような強引な印象を生んでしまい、好感度を下げるリスクがあります。

「好かれるリーダー」は人間味にあふれ、公平さと誠実さを忘れないという長所がありますが、必ずしも強いリーダーシップがあるとはいえません。周囲を気遣うあまり「目標達成を優先できない」「決断力に欠ける」といった弱点にもなってしまいます。

しかし昨今、未来を担う次世代リーダーに求められる要素は、「好かれるリーダーになるか、尊敬されるリーダーになるか」といった二者択一から、「尊敬され、好かれる」の両方を兼ね備えるべき、ということがいわれています。

「尊敬され、好かれるリーダー」10の要素として次のようなことが挙げられるそうです。
1)だれに対しても誠実さと礼儀正しさを忘れない
2)時間をかけて部下を理解する
3)結果や成功と同じくらい努力と才能を高く評価する
4)偏見をもたず、様々な意見や見解に興味を示す
5)困難な状況では、共感とともに解決策を提示する
6)自分ではなく周囲の需要を重視する
7)感情的知性の向上に余念がない
8)楽観的だが現実的
9)多様な才能を発見し、育む
10)自信をもって変化やイノベーションを生みだせる環境作りに熱心

「尊敬され、好かれるリーダー」は考え方や行動そのものが周囲を惹きつけるので、意識的に好かれる努力をする必要がありません。
リーダーシップを発揮しつつ、周囲の信頼や支持を得ることができるんですね。

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