相対的価値観から絶対的価値観へ
「なんか価値観の種類が変わってきてるよね?」という話を聞きました。
高度経済成長期以降、競争で勝つ!頑張って成功を掴む!誰よりも努力して結果を得る!寝ないで働く起業家がカッコいい!インフルエンサーとしてフォロワー数を増やしたい!みたいな時代が続いてきたように思います。
この根底には、他者との比較があり、人の価値観は「相対的価値観」の色合いが濃かったといえます。年収、規模、スピードそんなものを他者と比較し、自分のほうが高いということで自己を満たしてきたのではないでしょうか。
その比較対象となるのは主にメディアで、テレビや新聞が主流でした。
でもこの相対的価値観は、時代の変化で揺らいでしまいます。
テレビで見た「カッコいい」とされるものを追い求めて時間を費やしていたけど、そのカッコいいの種類が変わってしまえば、自分が持っていた価値はすぐに意味を失います。
少し前からでしょうか。そういうレースで頑張っても幸せじゃなくない?それより本質的、原始的な幸せのほうが大切じゃない?がむしゃらに頑張ってもコロナ一発で潰れるよね?という価値観を持つ人が増えてきたように思います。
つまり、時代が変わっても、何が起きても変わらない幸せってあるよね。ということです。
サウナ入って気持ちいい。コーヒー美味しい。のんびり釣りして楽しい。そんな自分主体の「絶対的価値観」を持ってしまえば、時代の変化にも揺らぎません。
かつて比較のモノサシであったメディアも多様化しています。フォロワー数は多くないけど、熱狂してくれる人に向けて、自分の好きなことを発信するYoutubeはその典型です。
そして、これからはこの絶対的価値観を大事にしようという時代になるのではないか?という話でした。
たしかに、揺らがない人、自分の人生を楽しんでいる人、自分の「好き」や価値観を貫いている人に憧れますよね。
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