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プラシーボ効果とノーシーボ効果

脳が勘違いしちゃうものとして、有名なのがプラシーボ効果です。
例えば薬としての効果を持たない偽薬を飲んだ時でも症状が良くなることがあるということが知られています。「この薬を飲んだから良くなるんだ」という思い込みによって、実際に脳からオピオイドという鎮痛物質が実際に出ているそうです。

また、ハーバード大学が行った実験では、ホテルの従業員を2つのグループに分け、片方のグループにだけ「作業内容ごとの消費カロリー」を書いた表を配りました。
2つのグループが全く同じ作業をした後、カロリー表をもらったグループの人たちだけは体脂肪が落ち、血液の健康度が上がり、身体年齢が若返るという結果が得られましたが、カロリー表をもらっていないグループでは何の変化も見られなかったといいます。
プラシーボ効果、恐るべしですね。

ただ、このプラシーボ効果、マイナスにも働いてしまうといいます。
例えばジャンクフードは体に悪いんだと思って食べると、体に悪い影響が出やすいみたいなことですね。これをノーシーボ効果と言うそうです。

これを踏まえると、たとえば運動を習慣にできている人でも、その運動にはどんな良いメリットがあるのかというのを意識できている人とそうでない人とでは実際に得られるメリットに差が出てきてしまいます。

思い込みや少しの意識の違いというのは、私たちが思っている以上に大きな影響を与えてしまいますし、それは科学的にも証明されています。
これをうまく利用して、現実を変えていけるといいですね。

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