見出し画像

モチベーションの4タイプ

社員のモチベーションは、企業の成長を左右する重要な要素ですね。
とある調査によると、「やる気に溢れる」社員の生産性は、単に「満足している」社員と比べて約2.3倍も高いという結果が出ているそうです。
モチベーションが高い社員は生産性が高く、企業へ貢献してくれますが、モチベーションの低い社員は生産性が低かったり、離職しやすかったり、様々なデメリットがあります。

モチベーションに関する理論に「マクレランドの欲求理論」というものがあります。
社員の行動には、「達成動機(欲求)」「親和動機(欲求)」「権力動機(欲求)」「回避動機(欲求)」のうちいずれかの動機が存在する、というものです。
それぞれの動機が強い人の特徴は次のとおりです。

1)達成欲求(欲求)が強い人
個人的な進捗に最大の関心があるため、何事も自分の手でやることを望みます。
中程度のリスクを好み、自分の仕事の結果について迅速なフィードバックを求めます。
結果が分かりやすく数字に出る営業職に向いています。

2)親和欲求(欲求)が強い人
人の役に立とうと努力します。他者からよく見てもらいたい、好かれたいという願望が強く、心理的な緊張状況には一人では耐えられなくなる傾向があります。
チームの構築や来客応対といった対人業務に向いています。

3)権力欲求(欲求)が強い人
責任を与えられることを楽しむことができます。
他者から働きかけられるよりも、他者をコントロール下におき影響力を行使しようとする傾向があります。競争が激しく、地位や身分を重視する状況を好みます。
マネージャー職に向いています。

4)回避欲求(欲求)が強い人
失敗を恐れて適度な目標をあえて避けようとしたり、批判を恐れて周囲に合わせようとします。
安定したルーチンワークの多い事務職に向いています。

どうでしょうか?自分のこと、同僚のことを考えると、「あ、このタイプだな。」と当てはまるものがあるかもしれません。
それぞれタイプごとにモチベーションの源泉と適した仕事が違います。(欲求が高いからといって能力が高いわけではない点に注意が必要です。)
タイプに合ったマネジメントをすることで、企業の成長をうまくコントロールできるといいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?