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脳のワーキングメモリを鍛える方法

「頼まれたことをすぐ忘れてしまう」「一度に2つ以上のことを処理するのが苦手」「仕事のミスが多い」そんなことが多いのであれば、それは脳のワーキングメモリの働きが弱っているのかもしれません。
脳のワーキングメモリは、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力です。
イメージとしては、作業をする机の広さみたいなものですね。作業スペースが広ければ、いくつかの書類を広げて比べたりしながら複雑な作業もできます。大雑把に言えば頭の良さと言えるかもしれません。
また、この機能は会話、読み書き、計算など日常のあらゆる判断や行動に関わっているため、機能が低下すると様々な困りごとが生じます。
そして、このワーキングメモリは、鍛えることで大きくすることができるといいます。
次の9つの方法です。
1)7時間以上の睡眠
ワーキングメモリを100%発揮するためには十分な睡眠が欠かせません。睡眠不足だと作業にかかる時間が増え、ミスの数も増えてしまうということを数々の研究が示しています。
睡眠時間が6時間を切るとこのようなパフォーマンスの低下につながるという見解が多いそうです。
個人差がありますが多くの人にとっての理想の睡眠時間は7時間から8時間とされています。
2)有酸素運動
早足のウォーキング、ジョギング、スイミング、サイクリングなど、ある程度時間をかけながら少量から中程度の負荷をかけて行う有酸素運動を行うことで、脳のパフォーマンスをアップさせることができるそうです。
3)自然の中での運動
自然豊かな道、緑豊かな公園なんかで運動することでワーキングメモリが鍛えられ、さらにストレス発散やリラックスの効果も同時に得られるので一石二鳥です。
4)読書
読解力とワーキングメモリは相関関係にあるそうです。読書で読解力を鍛えると、同時にワーキングメモリも鍛えることができます。新しい知識も得ることができ、これの一石二鳥ですね。
5)記憶力を使う
「覚えなくてもネットで検索すればいい」という習慣が広がってしまっているので、現代人は記憶力を使う機会が少なくなっています。語学の勉強や資格試験など、「暗記」を必要とする勉強が効果的です。
6)暗算
暗算はまさにワーキングメモリを使う作業です。
たまには計算機に頼らず、暗算することでワーキングメモリを鍛えることができます。
7)ボードゲーム
将棋、囲碁、オセロなどのボードゲームは、何手先かを読む力が必要とされます。頭の中で様々なパターンをシュミレーションする過程でワーキングメモリが鍛えられます。
8)料理
料理は、どの作業をどの順番でこなせば効率よく完成するのかを考える必要があり、段取り力が問われます。
9)マインドフルネス
マインドフルネスは、「今この瞬間の自分に注意を向けること」を主にする瞑想です。
背筋を伸ばして座り、自分の呼吸だけに意識を集中する、これを一日5分間やるだけでもワーキングメモリの向上が期待できるそうです。

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