見出し画像

データを知恵に変える。

情報をまとめるためのフレームワークに「DIKWモデル」というものがあります。
このモデルでは、「データ」「情報」「知識」「知恵」をそれぞれ別のものとして定義しています。
1)Data(データ)
事実を定量的に表したものです。
線ではなく点であり、データだけに意味はありません。
例えば、5月のA店舗の売上が500,000円だった、という感じです。

2)Information(情報)
情報はデータを分類化したものです。データという点を繋いで線にしたイメージですね。
例えば、毎月の各店舗の売上を表にする、とかです。

3)Knowledge(知識)
情報を規則化、パターン化したものです。「そこから何が読み取れるか?」と考えてもいいですね。
例えば、「6月はB店舗の売上が上がっている。」などです。

4)知恵
データ、情報、知識を思考により昇華させたもので、自分だけのオリジナルの知識です。
知識はマネされやすく、時代とともに古くなってしまうことがありますが、知恵はオリジナルの知識なのでマネされにくく、将来的にも使えるものです。
誰かの考えた「知恵」は、取り入れる時はあくまで「知識」です。
それを自分なりに消化し、オリジナルものにすると知恵になります。

ビジネスで成功するためには、方法は2つのプロセスだけだといわれています。
「こうすれば儲かるという成功法則(知識)を取り入れる」→「その成功法則(知識)を思考によって自分の成功法則(知恵)を作り出す。」

データから積み上げて、情報で終わってしまっている場合や知識で終わってしまっている場合が意外と多いのではないでしょうか。
それをいかに知恵のレベルまで引き上げるかがポイントになりそうですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?