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AI分析でわかったトップ5%社員の習慣

今回は、約1万8000人の働き方をAIと専門家で徹底分析したら、トップ5%社員とその他95%社員の働き方の違いがわかったという話です。
トップ5%社員の働き方の原則は、次の5つだといいます。

1)「目的」のことだけを考える。
トップ5%社員は、「結果」「目標」「達成」「成し遂げる」「認められる」、こうした言葉をその他の社員の約3倍以上使用していたそうです。
目的のために手段を選ばないという意味ではなく、目的を見据え、そこにたどり着く手段を考え続けるということですね。
たとえば、95%の一般社員が作る資料の総ページ数は、トップ5%社員の作るものより多い傾向にあったのですが、実際の会議では資料の23%はめくられもしなかったそうです。
つまりトップ5%社員の目的は「伝えること」ではなく「伝わること」だったんです。

2)「弱み」を見せる。
トップ5%社員は、初対面の人と関係を構築しようとするとき、自分の「弱み」を見せる傾向があったそうです。マウンティングの逆ですね。
対して、残り95%の社員は自分の弱みをさらけ出すことに抵抗がある、と答えた人が多かったそうです。
相手のことを知りたいのであれば、まずはこちらから自己開示していくことが大切なんですね。

3)「挑戦」を「実験」と捉える。
トップ5%社員は、行動の量と頻度が多くアクティブであることが特徴です。
コミュニケーションで接する人の数も多く、会議の発言頻度もその他社員よりも32%多かったそうです。
人は失敗を恐れ、「忙しい」「意味がない」などの理由をつけて新たな挑戦を避けようとする傾向があります。
トップ5%社員が大切にしているのは、一回の成功や失敗ではなく「再現性」。
どのようなパターンになると失敗するのかを知り、リスクを最小限に留めているんですね。

4)「意識変革」はしない。
意識変革に対する言葉として、「行動変革」があります。
やる気を上げるというような意識変革から手を付けず、まずは行動から変えていく。そしてそこで成功体験を得ることによって意識が変わっていくといいます。

5)「ギャップ」から考える。
トップ5%社員は、成功しても失敗しても、必ず振り返りをする習慣になっているといいます。
「どうしてこうなったのか」という原因を把握し、改善策を考え続けるんですね。
描いた理想に対して、なぜ現実はそうなったのか?というギャップを成功理由と失敗理由の両方から考えることで、他にも汎用可能な再現性を得ることができます。

ハイパフォーマーに共通した行動特性を意味する「コンピテンシー」。これをAIが導き出したと言えますし、かなり説得力のある内容ですね。

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