大人の遠足 その1
先日、「大人の遠足」をしてきました。
地元の民族博物館の学芸員さんに引率していただいて。
行き先は甲府市の 永泰寺 というところ。
もっとも、甲府市とは言っても、甲府盆地のなかではなく。富士五湖方面に向かって峠を越えた向こう側。以前は「上九一色村」でした。平成の大合併で甲府市に「併合」されてしまったんですね。
初春の清々しい空気を味わうことが出来ました。
2~3分先の桜の向こうにモクレンが満開。
永泰寺の見物はお釈迦さまの仏像です。
本来は年に一度、4月8日に、つまりはお釈迦様の誕生日を祝う灌仏会のお祭りのときだけ御開帳になるのですが、この日は引率を含めてたった5人の学童wのために、特別に拝観できるよう取りはからっていただきました。
学芸員様のご威光です ♬
で、この釈迦像がなかなかの、「なかなか」を十回くらい繰り返したいほどなかなかものでした。今風にいえば「オーラ」に満ちたもの。深い青でもなく緑でもなく、そう「碧」と漢字を当てはめるのがふさわしいようなたたずまいがあります。
じっと眺めていると、自ずと手を合わしたりしてみたくなる。
そんな自分を発見したとき、大人になってよかったと思うわけです。仏像に手を会わせたくなるといったような感受性は、少なくともぼくは若かりし頃には持ち合わせていなかった。そういう感性が育つにはそれなりの歳月がかかって、そういうステップに少しばかり足がかかるようになったと思える。
じんわりと嬉しくなってきます。
「大人の遠足」を挙行した甲斐があったというもの。
仏像の画像は下のリンクから見ることができますが、雰囲気の方は、残念ながら、、、。
もうまもなくで、下のような風景になるようです。
和尚さんは例年、4月8日は桜が満開だと言ってました。
感じるままに。