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八十八ヶ所巡礼 新曲召喚祭 感想

最後のMCがめっちゃ良かった、「八十八ヶ所巡礼は音楽に興味がない人たちにまで届いてほしくない」「紅白とかにも出ずにライブハウスで留めていたい」

思い出したのはぼっちざろっく8話の虹夏ちゃんです、メジャーデビューとか武道館に行きたい事が動機でバンドを続けているのかと思っていたら、「お姉ちゃんが私の為に作ってくれたライブハウスをもっと有名にしたい」が本当の夢だったと判明するあの場面、あれと同じ尊みをかんじた...八十八ヶ所巡礼を好きな人と、知らないけど音楽が好きな人が楽しめるような世界観を作っている、育てるのと成仏させるのを両方やっているような

新曲召喚祭ではあるが、新曲は2曲しか召喚されなかった
でもライブで聞いたことない曲が流れたら新曲に聞こえるし、知らないけれど昔のアルバムにある曲も新曲に聞こえるし、知っている曲でも曲の流れで違う曲みたいに聞こえるし、人間の精神状態によって受け取り方は変わるから、新曲だから今までにないなにかが起こるわけじゃないという事を分かってるなと思った、八十八ヶ所巡礼の魂の知覚レベルはジブリと同じくらいだと思う。いや、偉そうに感想を書いてないで、八十八ヶ所巡礼みたいになんかしなくちゃいけないんじゃないのか感が自分の中でどんどん大きくなっている…

大須観音
同じライブハウスで二日連続のライブがあり、その二日目に大須にきた。初めての名古屋。名古屋というか、バス降りたら速攻で駅向かって大須行ったからシャチホコとかトヨタとかがあるイメージの名古屋には10分しか滞在していないけど...

チケットはソールド、ライブハウスの待機列が前にある歩道橋の上にも続いていて凄かった!場所は名古屋E.L.L.です。

ライトの数エグい
始まるまでずっとライトの数を数えてた
何個あったか忘れました

柱もなく前に行くと低くなっており後ろの人が見れる親切設計だが、ステージが高いためずっと背筋が良くなった。そして柵がある、早い者勝ちだけど。あと音が良かった。これ自分だけかもしれんけどゼップ羽田とか大阪bigcatより音がでかかった気がする。

けんぞ〜登場

登場して2人が来る前に沙羅魔都のイントロドラムを叩いていた!爆音の中カツヤシミズ登場、金土日の衣装、マーガレットさんも金土日の衣装。打ち合わせしてないのに衣装が揃ったそうだ。けんぞーはいつも通りの半裸。マーガレットさんの「イエーイ!!」で禊が完了する。

沙羅魔都
楽器の音がきれい、最初から知っている曲だとのれていいっすね。語りのシーンでけんぞーの上にある明かりが灯って後光みたいになっていてきれいだった。

((((未練))))
多分...イントロが惑う惑星...

記憶が定かではないが、イントロが惑う惑星で違う曲始まりっていうのがあった。多分この未練の時だと思うが...

ギターすごかった、音源よりめっちゃ激しいと思った。静かになるところ、「未練のない世界にゆこう...」の後ろでファーン...てなるギターのあの弾き方がすごかった、弾くというより体の動きというか...ドラムもすごいきれいだった、未練は下界に置いてけの表情よかった...

粋NALI
ベースすごかった。
すごい粋NALIだった、オレンジの照明が背景でステージに真っ暗なシルエットが出ていてかっけーってなった。

IT'S a 魔DAY
初遭遇!
アルバムの曲だけどサビのところで結構手が上がっていた、ギターソロのとこすごかった。

悪闇霧島
「この曲なんで拍手が起こるのか分からない...」
タイミング良くサビに入れずに「ごめーん!」て言ってた!2回目は絶対に合わせると顔に書いてあるようなニコニコ顔でサビに入り成功した。

MCではマーガレットさん、今日めっちゃミスってるしカウントして5ちゃんに書き込め!って言ってたけど私にはそのミスがミスに見えない...なんか新しい演奏表現みたいに見える...
ミスった!みたいな顔で今ミスった?に一瞬なるが、ベースの手元がすごいまま継続するので、うん!?ヨシ!!になる。

凍狂
初遭遇!!
ギターソロすごかった多分赤い照明、あんま記憶ない...
後半のギターソロで音がうわんうわんしていてすごかった。
当たり前だが幻魔大祭のDVDより反響音が神がかっている

鬼畜→AOR
カツヤシミズ、弾く時は目を瞑っていてかっこいいになるのだが、鬼畜の目瞑ってのギターが一番かっこいいのです。
鬼畜はあまり馴染めなかったが、野音の鬼畜が凄すぎて聞くたびに野音を思い出す、ずっと聞いていたら好きな曲になった。最初のギターのポロロンは指で弾いて後半はピックに変えて弾いて荒々しい感じになるようになっている?気がした、あと鬼畜ギターのつまみみたいな所をかちゃかちゃしていた。AORはなんべんきいてもいいですね、AORのあのファミコンのような音って弾き方が二通りないっすか?スライドさせるようにするやつとコード弾きみたいなやつ。
近頃どうしてる?カツヤシミズの反響ギターでめっちゃ音が増えてすごい、あのベースのめっちゃ軽く弾いてるあの感じがとてもかっこいい。

リクエスト

「新曲召喚祭と言いつつも旧曲だらけ、旧曲でも知らない曲だと新曲みたいなもん」
「リクエスト、貴様らの声が揃ったらそれをやる」で絶対揃わない空気が漂い、迫真9.17勢とその他の声がこだましてめっちゃ笑った、八十八ヶ所巡礼リクエストサミットが開催された。

『日本以外で!!』
「9.17〜!」
「幽兵衛!」『幽兵衛はギターがクソむずいから無理』
「9.17〜!」
「ブットリップ!」『ブットリップは最近やってる』
「9.17〜!」
「SYG!」『SYGも最近やってる!』
「9.17やってないよ〜!」
「巡礼地獄!」『巡礼地獄は忘れた』
無慈悲!!
「浮世デェト!」『浮世デェトは忘れた』
無慈悲!!!
「末路!」『末路だけ言うな!』

『パラマジパング?太陽?ユーレイドライヴ?脳がとろける?』

「9.17が聞きたいです!!!!」

最後、マーガレットさんは声の大きさで判断しない心の持ち主のためウルトラヘヴンが採用...!!9.17勢離脱...!!

明らかに9.17の兆しがないのに最後まで9.17勢はがんばっていた

ウルトラ・ヘヴン

「照明は適当で...」
オレンジと白の暖色系の照明が眩しい、ウルトラヘヴンって感じだった。最初のギターの音がぼわ〜んじゃなくてギュイーンで思ったよりロックな音だった。

しんみりした曲ラッシュ、普段は泥春、紫光、AOR、慧光、狂感できない、近頃どうしてる?辺りから出る感じで、この中にウルトラヘヴンが入ってもいいと思っていたのですが、ウルトラヘヴンは結構暖かい歌だったのでこことは違う属性の曲だなーと思った。

まだ聞いた事がなくて好きな曲がリクエストで叶うのはいい!リクエスト、ライブでは滅多にやらない曲を聞きたいのはもちろんあるが、こっちが予想もしていない時に好きな曲が出てきたときの衝撃と、リクエストでも聞いてみたいの葛藤…
でもここでこの曲くるんか~と、絶対最後この曲だ…でくる衝撃は後者の方がすきなので好きな曲は偶然遭遇したい派だ。(例:日比谷野音の脳がとろける街)

ウルトラ・ヘヴンというよりも、その前のサミットの流れが楽しかった。
巡礼地獄とか浮世デェトとかめっちゃ聞きたいけれど、忘れたからやらないという姿勢も真っ直ぐすぎて潔い…もしピルグリムとか青の世界とか言ったら別の人の曲を出すな!!とか怒られたりしそう。

脳騒曲(新曲2)
雰囲気が快感旅行とカルーセル末路に似ている、酩酊の歌なので脳ハ寝テナイのSNSバージョンの曲に聞こえる。最後のテンポ速くなるとこがめっちゃいい

仏滅トリシュナー
いつもの仏滅トリシュナーだった、冒頭で照明の数がエグいと思っていたのだが、今日の照明は控えめだった。

怒喜怒気
「ドキドキしているか!?!?」
初遭遇
超良かった...
けんぞ~ドラムすごかった。
赤い照明に浮かぶ白の点滅がすごかった。

MO8
「もやもやしてないか?もやもやを晴らす!!さっきの怒喜怒気の裏声の所が裏声になってないとか...自分が一番もやもやしている!!」
連続で激しい曲ラッシュの時なのでわからない!そうだっけ?モヤ〜〜!!となった。

幻魔大祭
始まったと思ったらマーガレットさんの一旦ストップのジェスチャーでドラムが止まり(すごいタイミングの良さ)後方の具合の悪くなった?お客さんに「大丈夫か?」ってなった。「けんぞーのドラムうっせーんだよな...」でけんぞーが俺のせいっすか!?みたいな顔になってて面白かった。
お客さんは大丈夫のようだった、なんか一瞬事故か!?みたいな空気になったんだけど、マーガレットさんとけんぞーのあのやり取りで空気が一瞬で変わった、そして幻魔大祭が再開。
よくやる曲だけどめっちゃ久しぶりにきいた!年末ぶり。幻魔大祭のギター、最初のとこ手元がすごい動いててすごい。

金土日
「ティファニーけんぞ~~~」
「扇風機強カツヤシミズ~~~」
マーガレットさんはクソ長かった、「今を生きるマーガレット廣井!!」
ベースソロが速弾きより正確さ重視になっていた!
ベースの音が幻魔大祭の音を引き継いでいてミョンミョンしていた。
「けんぞ~もへんな顔してる~~~!!」からの訳など探すな~で変な顔してるけんぞ~がよかった

脳の王国
ドラムソロ
「ティファニーけんぞ〜〜〜!」
けんぞ〜はでかい首飾りをしていたが肩が凝るのでティファニーを付けているのだ。

JOVEJOVE→具現化中→日本
JOVEJOVEはいつもより後ろの方にあった
日本では冷え性なんだよ~と言いながらフロアを回っていた

アンコール ふらふら(新曲1)

最初のギターのかっこよさが尋常じゃない
ノイズ、電子音、火花の様なところをギターで弾くとこがすごい
なんかインターステラー感ある、宇宙の音にもきこえる

おそいよ はやく
***** あそぼうよ

演奏は完璧だけれどベースとギターが違う時間軸にいるみたいなパートの歌詞、うわ言のように言っている場所がまじで聞き取れない、日本語なのは分かるけれど聞いてはいけないような言葉のようで怖い。「興味なんてないから」に聞こえる

知らない曲を聞く時は少なからず自分が知っている曲と似ている部分はどれかから入って、こういう感じの曲だなとなるが、新曲ふらふらは初めて聞く前のMCで死んだ人の話をしていたから、その人に向けた葬式の曲みたいなイメージがずっとある。曲構成は過去の八十八ヶ所巡礼に似ているやつは思いつかない…怖い感じはペテン師っぽいし、最後の救われる感じは狂感できないっぽいし、脳がとろけるっぽく聞こえるし、救われたという感じの後は不気味な流れが続いているし、ふらふらしている…
八十八ヶ所巡礼の曲、所見ではなんの曲かってなる曲でも何回か聞くとこういう曲かって固まるけれど、ふらふらは一生ふらふらするだろう。

MC
キングクリムゾン
「キングクリムゾンの曲をかっちゃんと聞いたけど、機種によって出る音が違うからぜんぶ新曲に聞こえる」
「新曲かと思ったら知っている曲だったりする」
「新曲召喚祭でぜんぶ新曲はどうかと思う」
「知らない曲は新曲!!」

CDプレス
8月にアルバムを出すのならもうプレスされてないといけない
曲作ったらそのままCD作る会社がやってくれるのかと思ってた。
レーベルの話で八十八ヶ所巡礼は、八十八ヶ所巡礼が本体だと思っていたがwikiにも書いてあった…Psychederic Progressive Revolutionに属しているということを初めて知った。この究極アルティメットなんとかレーベルに属しているのは八十八ヶ所巡礼しかいないが、後継者とかがもしいたら入ろうと思えば入れるのだろうか?

龍角散(冷たい粉)
20代のときは龍角散を飲まなくなったが、最近の粉の龍角散のスプーンは穴が空いて固まらなくなっている。前よりよくなっていてそれだけで再び龍角散が好きになるマーガレット廣井さん

音楽に興味がない人たちにまで届いてほしくない話
我々のセンスが理解できない奴には届かなくていいという話ではなく、音楽、このライブハウスにしか居場所がない人に向けての言葉にきこえた。

大舞台に出て数年後忘れさられても問題ない価値観は他に推しが点在しすべてが一気に消える心配のない世界観に生きる人の価値観だ、人間全員がそのレベルになるまで進化するのは現実的ではない。

興味のない人たちに音楽が届くという事は、実体験としては嫌な時期にたまたまテレビや広告で流れていた音楽が嫌いになったり、嫌いな人が好きな音楽だから嫌いになってしまったとかいうあの現象の事だと思った。

八十八ヶ所巡礼はこの世界観が好きな人に向けてのライブ、世界観を保つ管理者みたいな役割がとてもうまい、好きな飯屋にはどれも世界観があってたまにすごいうまいとラーメン屋があったとしたらそのラーメン屋がいきなりカニとタピオカをぶち込みだして飯屋が崩壊…みたいな不安が八十八ヶ所巡礼にはいまのところない、いやある!後継者がいない!万が一もしもなんらかの理由で八十八ヶ所巡礼が失くなったときの穴を今のうちに見つけないといけない焦燥に駆られている!!

ライブが終わり、ライブハウスの外に出ると小雨が降っていた。飯を食うためにアーケード街に行くとほとんど閉まっていた、昼間はあんなに人がいたのに...雨は強くなってきたがアーケードのおかげで助かった。頭のなかでふらふらを流しながらふらふら歩くのはよかった。

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