ベターバッズ

現実世界とゲームのリンク

「売れすぎのストロング系チューハイは規制すべきか?」
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00097/010700001/

1月7日の記事。これとどこかで似たような話を・・・と思ったら、「ヘッドライナー ノヴィニュース」というゲームに出てくる飲み物である「ベターバッズ」の話と同じだ。

「ヘッドライナー ノヴィニュース」というゲームは架空の国ノヴィスタンにある唯一の新聞社、「ノヴィニュース」の編集長となって、新聞に載せる記事を選択し、ノヴィスタンの情勢を変えていくという内容のアドベンチャーゲーム。

この作中に「ベターバッズ」という合成アルコール飲料が登場する。このアルコール飲料、ノヴィスタンで流行り始めていて、この商品を称賛する記事を書くと、町中に薬物中毒者のような人が増え、この商品は危険だという記事を書くと、ベターバッズは下火になっていくのだが、このベターバッズを製造している企業は実はノヴィニュースのスポンサーで社主から減給されてしまう。

上記のストロング系のニュースが、ネットには流れているが、TVなどのメディアには出ない理由は、スポンサーの人々の逆鱗に触れるからではないだろうか。そして、この不況の中、トレンドとしてビールは売り上げが下がっているが、チューハイだけは逆行して売り上げが上がっているというのは(味も大事だろうが)手っ取り早く酔える飲み物を求めているからではなかろうか。

と、コカ・コーラ社から出ている「檸檬堂」のこだわりレモンサワーを飲みながら書いてみた。この悪夢のような現実世界から逃れるためにはベターバッズのような安価で手に入り、すぐに酔える合成アルコール飲料が必要なのだと思う。

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