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【完全保存版】大手ゲームメーカーCGデザイナーが教える最強3DCG世界観デザイン学習法

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今回は最強3DCG世界観デザイン学習法ということでお話ししていきます。

みんな今まで「CGデザインができない」「どうやって学習したらいいのかわからない」「学習したはずなのに実際の制作で使えない」っていう経験あるんじゃないかな。おそらくあるはず。

多くの人はその時に、「自分はCGが苦手なんだ」「自分にはCGデザインの才能がない」って思っちゃうんだよね。

でもそうやって思うのは仕方ないんですよ。

なぜならCGデザインができなくて、しかも、実際の制作では絶対に使えない方法で学ぼうとしてるから

だから難しいと思っちゃうんだよね。そもそもこの最初のアプローチの仕方を変えないといけないんですね

なので今回は、効率的にCGデザイン学習ができて、しかも実際の制作で使える、正しいCGデザイン学習法をお話しします。

ちなみに先に行っておくと、「ひたすら本を読んで学ぶ」とか「ひたすら気合で頑張るとか」そういう従来の方法ではないです。そういった方法はCGデザインが絶対にできるようにならないし、実際の制作でも使えるようにはなりません。

そして必ず途中で挫折します。今までひたすら画面に向かって制作するなど、根性が必要だと思っていた人も、今回の動画で発想を変えて2度と迷わないで超効率的かつ、実践で使えるCGデザイン学習法を知ってもらえればと思います。

実は僕はこの方法で、描画スキル、造形スキルを身につけてきて、大手ゲームメーカーのCGデザイナーになることができました。今回紹介する方法を知ってもらえばCGデザインができるようになるだけでなく、実際の制作でも使えるようになります。趣味のCG制作でも、仕事でのCG制作でも2度と困らないCGデザイン制作スキルが身に付きます。

後、今回お話しする方法以外にも、最短最速でCGデザインを習得するステップを全て動画にしているので、そういった動画をこれからも見逃したくない人はチャンネル登録しておいてください。

それでは結論なんですが、3DCG世界観デザインの基礎学習時に3つのポイントを意識してください。

1、短い頻度で何度も反復練習する

2、制作だけせずイメージをして学ぶ

3、自分独自の組み合わせの作例を作る

1つ目は短い頻度で何度も反復練習するということなんですけど

ほとんどの方はスケッチやモデリングなどの基礎学習をするとき、ゆっくり一つのモチーフを、一つ数時間から数日かけてじっくり描こうとしてしまうんですね。そうしてしまうと、いつまでたっても同じモチーフでの練習になってしまい、一向に引き出しが増えません。

自分も一個のモチーフの練習だけでいろんな引き出しが身についたことはほぼありません。

感覚としては1モチーフ終わった頃には10%~20%くらいしか引き出しは増えていません。

10個学べることがあるとしたら、1、2個くらいだと思います。

よく自分の学習力が悪いと思ってしまうんですけど、そうではなくて、人間の脳は一回で覚えらえれることに限界があって仕方のないことです。むしろ脳が正常な証拠なので安心してください。

じゃあ、どうするかっていうとゆっくり1日かけてモチーフを練習するのではなくて、1日10モチーフなどなるべく多くのモチーフに触れて短い頻度で何度も反復練習してください。そうすることでより脳にモチーフのイメージが定着しやすくなります。

従来の方法と僕の話している方法を比較してわかりやすくいうと、

過去に一度しか会ったことのない人のことはあまり覚えてないけど、毎日会っていると、例え1日5分だけでも、毎日見てるのでよく覚えているし、親近感も湧いてきたりするようなイメージです。

CGデザインも同じで、あるモチーフに長い時間をかけてもすぐ忘れてしまうんですね。

この方法ではなくて、毎日30秒ずつでもいいので1つのモチーフに触れる回数を多くすることで、脳にモチーフを定着させることが簡単になります。

実際にこれは、研究でも発表されていて、人間の脳は回数を重ねるたびに脳への定着率が上がるということがわかっています。

短い頻度で何度もモチーフを反復練習することで、時間をかなり節約して覚えられるので、効率的にCGデザイン力を上げるこtができます。よく一回だけ練習して、「全然身についてない、、どうしよう」って心配になる方がいるんですけど、全然問題ないです。一つのモチーフあたり2、3分くらいで5回、6回ときたら、30秒とか1分2分で次のモチーフに進んでいきます。

ぜひ今回説明したやり方で短い時間で何回もモチーフの練習を実際にやってみてください。

身の回りにあるモノを見て、頭の中だけでいいので、特徴を何度も短い時間で頭に入れていくようなイメージでやってみてください。やってみた方はわかると思いますが、なんとなく回数が多い方が頭に入っている気がしません?

本当はやった後に、一度忘れてから1日おいてまた復習するというのをする方が効果的です。

このようにやると、モチーフが学びやすいんだという感覚がわかっていただけると嬉しいです。

ただ、少し感覚を掴むのが難しい方法なので、逆にわかりにくくなっていたらすみません。

このように短い頻度で何度も練習することで、モチーフを覚えるのがめちゃ簡単になってきます。

2つ目のポイントは、制作だけせずイメージをして学ぶということなんですが、今までとにかく制作して学べと言われてきましたよね?僕自身も最初はとにかく描いたり作ったりしていました。モチーフを覚えられない時は、何度も何度も描いたり作ったりして頭に入れようとしていました。でも僕はその作業をしている時にあることに気づいて、描くことや作ることが目的になっていて、描いたり作ったりすると手慣れは確かに上手くなるんだけど、肝心なそのモノの特徴とか、構造などが全く頭に入っていなかったんですよね。

それはそうですよね、モチーフを思考停止状態でひたすら描いているだけなので。

じゃあそうするかというと、しっかり頭の中でイメージして覚えていくということなんです。

これが重要な理由は2つあります。

一つ目は、実際の制作ではそのモチーフの本質的な特徴や構造が重要だからです。

CG制作では、まずその作るものの特徴や構造が理解できていなければ、効率良く制作することはできないですし、その基本構造を知っていないと応用もできません。そしてデザインや造形では正しい解剖学の知識などがなければ、説得力のある作品を作ることはできないです。例えばおさるさんを描く場合、おさるさんのなんとなくの見た目だけを覚えていても、実際に参考資料を見ないで描こうとした場合、基本構造がおかしくなってしまい、何か違う生き物になってしまったりします。

昔に比べても、CG業界に求められるレベルが高くなってきていて、今は詳細なイメージで理解するという重要性が高まってきています。それを考えると絶対に描くだけではなく、イメージをしながら覚えましょう。

イメージで覚えることが重要な理由2つ目は、モチーフの学習に実際に制作する必要性がそもそも低いということです。

CGデザインの仕事をしていて、いろんな場面で実際にすぐに制作しないといけないという場面はあまり多くはありませんでした。さらにわからなかったら、調べる時間もありますよね。まず覚える段階でモチーフを見るだけでもある程度覚えることができます。場合によっては、他の覚えている構造のイメージを使って制作していけば大丈夫です。

この感覚を知ってもらうために、今から周りにあるモノの特徴を見て覚えてください。それから、それを頭の中で思い出してみてください。おそらくなんとなく描けますよね。しかも今のモチーフは1回しか覚えようとしてないですけど、これを実際には何回も見ていけば、確実にモチーフを描けるようになっていきます。もう気づいたと思いますが、モチーフを練習するのに、別に描いていないですよね。でもそれを描けるようになったわけです。中にはすでにモチーフの特徴が頭に入っていた人もいると思いますし、もっと難しいモチーフの場合はどうするの??って思う人もいると思います。でも、モチーフ練習段階で何回も見ていけば、難しいモチーフであっても見るだけで描けるようになってきます。皆さんがいつも作っている作品も、全部描いて覚えてきたわけではないですよね。つまり、見るだけで頭にはいっているモチーフがあるということです。

さらに、イメージを深めて普段からモチーフを頭に入れる練習をしておくと、そのモチーフを描こうとした時順次に詳細も頭に浮かんできて、よりモチーフを正確に描くことができるようになりますし、見るだけでも制作時の迷いはほとんどなくなります。なので描いて覚えず、イメージで覚えるようにしてください。

あと、そこまで高いレベルを求めなければモチーフのなんとなくの基本要素だけでも十分合格点の作品制作をすることはできますし、全てのモチーフに対して描いて覚える必要はないです。もちろん描く事がどうだっていいと言っているわけではないんです。でもCGデザイン学習においては、優先事項を決めないといけないので、その時に描くこととイメージを比べると、圧倒的に頭の中に入っているイメージの必要性の方が高いという事です。

じゃあ具体的にどうしていくかというと、早いペースでモチーフをイメージしていきます。

例えば資料や実物を見ながら、それぞれの詳細な部分を吸収していくイメージで、順に頭の中に構造などを入れていく感じですね。イメージするときは、それがどう言った理由や経緯でその見た目になったのかを考えるようにしてください。この時にイメージして欲しいのは、そのモチーフのイメージや雰囲気、場面を想像してください。

なぜイメージをすることが大切かというと、一つのモチーフには様々で膨大な情報があると思うんですけど、でも実際のモチーフのイメージは一つだったりするんですね、例えば、樹木であれば幹があって枝があって葉っぱがありますけど、これって他のどんな自然物、生物でも基本同じで、人間であれば胴体があって腕があって、手があるというように、モチーフが順につながっているイメージですよね。つまり何か成長していくごとに、つながっていくというイメージを感じながら、描いたり、頭の中でイメージしたりしていくんですね。なので無理をして膨大な情報を覚えようとする必要はないです。生物を制作する場合、何かモチーフが順に連なっていくというイメージを掴んでおけば大丈夫です。

例えば、目の前に人がいるとします。人には顔があって胴体があって、腕があって、足がありますね。

顔には口がついていて、そこで食べ物をたべたり、話をしたりします。

これすごくないですか、これがイメージのパワーです。

さらに、イメージ一つ覚えてしまうと、基本構造が同じなので、いろんなモチーフを自然に制作するのに応用できます。

なのでイメージを持っておくと、自分のもっている情報外からも予測して制作することができるようになります。

3つ目のポイントは、自分独自の組み合わせの作例を作るということなんですけど

モチーフのイメージだけ覚えてもその使い方が分からなかったりする時ありますよね。

理由は簡単で、モチーフは制作の中で使われていくので、制作物の流れからモチーフを理解していくということが大切になってきます。なので好きな作品とかを見た時、そのシーンにはどのようにオブジェクトが配置されていて、どのようにモチーフが使われているのかを意識してじっくり見て、理解して、組み合わせで覚えてみてください。

例えば、お猿さんと恐竜というモチーフを混ぜたファンタジーな生物という作例があります。

ここで意識するのは、自分が将来作りたい作品を意識するということです。

これは、自分に関係のあるモチーフを使ってを制作のイメージを作っておくということです。

自分がこれから使いそうなモチーフのシーンにおける構成例を好きな作品で学ぶんです。

自分専用の作例をいくつも作っておくことで、今後その作例を使って作品制作をしやすくなって、実践で使えるモチーフとなっていきます。

今までのをまとめると、

1、短い頻度で何度も反復練習する

2、描いて覚えずイメージで覚える

3、自分独自の組み合わせの作例を作る

つまり、短い頻度で何度も反復練習することで覚えやすくなっていきます。

そして、描いて覚えずイメージで覚えることで作品制作で困ることはなくなります。

描くよりも早く覚えられますし、モチーフのイメージをしているので、たくさん覚える必要もなく負担も軽くなります。

そして、自分独自の組み合わせの作例を作ることで、イメージがより強固になります。

そして、自分に関係のあるモチーフの作例を作ることで、モチーフが自分の身近なものになっていき

作品制作の時にパッと出てくる、実践で使えるモチーフとなっていきわけです。

ここまでが3つのポイントだったんですけど、ここからは番外編として、モチーフを覚える時によくある質問に答えていきます。

1つ目は、よくある質問で「スケッチ、モデリングの基礎練習が難しくてできません」とよく言われるんですけど、結論を言うと、いきなり難しいモチーフを練習するのではなく、比較的簡単めの身近なモチーフに変えると良いです。

例えば、普段よく見ている身の回りにあるモノ、机、椅子、コップ、お皿などから始めてみるとかですね。

自分がよく知っている、馴染みのあるモチーフに変換するというのが大切です。

あと2つ目が、基礎学習時にモチーフの詳細とか全部覚えた方がいいんですか?っていう質問なんですけど

結論いうと、最終的には全部覚えた方がいいです。注意点としては、一回で全部覚えようとすると膨大なので

1回目2回目とかはぱっと見のイメージでよくて、どんどん理解が深まってきたら、モチーフ詳細なところを覚えていくといいです。最初から欲張りすぎると、何にも覚えられていないということになるので注意してください。

大事なのは、少しづつ負荷をあげていって最終的には全部覚えていくというのが効率的です。

モチーフの重要性についてちょっと話すと、モチーフとか不要って言ってきたんですけど

前提としてモチーフを知っておいくに越したことはないです。

特にファンタジーものではモチーフがないと太刀打ちできません

僕が以前に言っていたのは、よくあるシンプルな作品を作る場合に関してであって、ファンタジーを爆発的に伸ばしたいのであれば、モチーフを覚えるだけでなく、どんどん発想を変えていく事が大事です。

なので今回の内容でモチーフを学んで世界観デザインを攻略していこう!

今日の学習法で世界観デザインにおけるモチーフの学習法が少しはわかったと思います。

モチーフの練習はめちゃくちゃ大変ですよね。その気持ちよくわかります。

でも、だからこそ覚える価値があります。もしあなたが大変って思ってるってことは、他のみんなも絶対に思ってます。

なので、発想を変えて逆にそこを頑張れば、確実に他の人より頭ひとつ抜けることができます。

今日の方法でどんどんモチーフを覚えて、世界観デザインを攻略していきましょう。

もし諦めそうになった時は、この動画に戻ってきてもう一度見てみて!

絶対に覚えられるようになるから!一緒に世界観デザインの勉強頑張っていきましょう。

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