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何も起きていないように見えるときも、見守って、待つ、の練習

半月前の新月に始めた小さい農園は、まだ何も植わっていないところのほうが多いまま。。ですが少しずつ、追加の(時差をつけた)種降ろしや、苗の移植を始めています。

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日々おどろきの目で植物のいろんな姿(成長過程)を眺めています。

こないだはカブの種降ろしをしましたが、鮮やかなブルーの種を一列にまくと、地面に青い点線が引かれた。

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今日は、曇り空がいい感じなので茎立ちブロッコリーの苗を植えに、いざ畑へ、と門をでたら、おとなりのおばさまがポストを直してて、どこへいくの?雨が降りそうよ、と声かけてくださった。市民農園を借りたので!と答えると、なに育ててるのー?と聞かれ、枝豆やカボチャです、と答えつつ空を見て、そっかと思い直してポンチョを取りに戻ってから再出発した。

畑に着いて、苗を植え付けしているとあっという間に時間が過ぎてった。。ときどき小雨も降って、ポンチョ大助かり、おとなりのおばさまの助言大助かり。

種をおろすとき、苗を植え付けるとき、いつも特別な気力とヘンな集中力を使っているようだと、前々からうすうす感じてたけども、今回もはっと気づくと畑の他の区画のみなさんはみんな帰ったあとで、残ってたのはわたしひとりで。。1時間半くらい経過していました。もうじぶん、畑ストーカーみたい。。ひとりひとりの植物をじーと見て、じーと見て、じーと見る。見飽きない。。。みんなにうざがられないようにしないといけない。

畑に行くと、いつものホケキヨの声が今日は違う角度から聞こえた。昨日苗を植え付けてるときとなりにじっと正座して座ってたねこは、今日は忙しそうに走り回って茂みに突っ込んで行ったまま、声かけても出てこなかった。

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△植え替え完了した茎立ちブロッコリー。葉っぱの色が、好きな色!

砂漠のような砂地だけれど、こわれたすだれを解体してとっておいたヨシの茎を敷いた場所は、湿り気が保たれやすいのを実感(前回すだれのことをよしずと呼んでしまっていました)。

ボリジが芽出ししてて嬉しい限り。きっとだめだ、芽出ししない、とどこかで思ってたので。新月にまいて、満月頃に芽出しするゆっくりペースだった。くすんだグリーンの葉っぱ、かわいいです。このあと順調に育つかがまた、チャレンジなわけだけど。。

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△ようやっと芽出ししたボリジのふたば。このくすんだ緑とぽわんとした形がかわいい。

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△はつかねぎは、芽出しするとこうなった!意外だった。一本だけ出てくると思ってたので。

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△エダマメは発芽後無事にここまできた。お水も発芽するまでしかあげてないけどがんばっている!

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△カボチャも発芽してからは水やりしてないけど、がんばってくれていて、本葉が出てきはじめた。双葉も大きくて立派な感じで、動物だったら象みたいな感じですね。

苗づくりのほうも、待ちに待ったトウガラシとハバネロの芽出しが始まって、これで全部ひととおり発芽しました。ハバネロは特に、もうだめかと思ってたのでうれしさひとしおです。発芽を待つときって、地上で何の変化もないあいだは「だめだ、芽は出ないんだ」とすぐ思いがちな自分がいる。。。けども、地面の下ではちゃんとことが起こっていて、ふさわしいタイミングで出てくるんですね。

植物によって発芽スピードもいろいろで、みんなマイペース。。。何も起きてないように”見えている”あいだも、信頼を持ち続けて待つのは、いつもチャレンジです。待つって、ほんとうに奥が深い営みだと、改めて思う。

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△これは少し前に芽出ししたミニトマト。発芽の様子をみてると、この、自分が入ってた殻?を一瞬両手で高く捧げ持って、それからそれを手放して、双葉をポンと開くプロセスが、感慨深い。。

オンラインで仕事をすることが増え始めて、まだ慣れないせいで神経に応えています。でもようやくひと段落ついたので、来週からはグリーンウッドワークにも時間をつくりたいーと思っています。

しばらく木削りに戻れないまま月日が経っていて、でも自分の中で木削りが止まってしまったわけでなくて、目に見えないところでプロセスは続いている、と信頼して待つを、ここでも。。。

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ぐり と グリーンウッドワーク:https://guritogreen.com

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